みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。
R&D説明会で説明した、その他の自社プログラムの進捗状況をご紹介します。
ところが、2020年からのコロナウイルス感染症の発生・拡大により、インフルエンザウイルス治療薬の臨床開発は停滞したため、ライセンス活動を行うのに適切なタイミングではないと判断しました。
PD-001の今後の計画
2022年以降、最適なタイミングでライセンス活動を再開しますが、その間にPD-001の付加価値を高める活動を行っています。PD-001より体内で長期間効果を持続するペプチドを取得しました。また、もともとPD-001はヘマグルチニンのサブタイプの中でもGroup1株と呼ばれるものに強く結合するのですが、Group2株を阻害するペプチドの取得も実施しています。
自己免疫疾患領域の主な開発品
ペプチドリームもIL17阻害ペプチドに、さらに別のサイトカイン阻害ペプチドを組み合わせる開発を検討中です。
これらは、細胞増殖・分化に関わるペプチドで、再生医療・細胞治療において細胞を増殖・維持したり、目的の細胞に分化させる際に培地に添加することを想定しています。
一方で、医薬品としての開発をペプチドリームで行っております。PG-001/002はすでに機能を示しているので、これらをリード化合物として開発を進めながら、様々な提携可能性を検討していきたいと思います。