2021年2月19日金曜日

日本代表の強化合宿

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。混迷していた東京オリンピック・パラリンピック競技大会 組織委員会の会長が決まりました。橋本聖子新会長は会見で「アスリートファースト」を何度も使用されてましたが、アスリート出身の視点でのちに“東京モデル”と呼ばれるような大会を成し遂げてもらいたいと希望しています。

現場では、あと200日を切った中で、準備が進んでいます。当社に所属している車いすラグビーの羽賀 理之(はが・まさゆき)選手は、2月8日から14日まで開催された日本代表の強化合宿に副キャプテンとして参加しました。参加した選手だけでなく、建物内に入るスタッフは全員がPCR検査を受けるというリスク管理体制だったそうです。 

2021年2月18日木曜日

東京大学新聞の紙面卒業生訪問に当社社員が掲載されました

 みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。東京大学の学生の手による編集で毎週発行されている「東京大学新聞」の2月2日発行の「就活特集号」の「紙面卒業生訪問」という企画に、当社社員の清水 光(2018年薬学系研究科修了)が掲載されました。清水さんはタンパク質の構造解析のスペシャリストで、当社入社後は即戦力として活躍しています。

東京大学新聞の創刊(帝國大學新聞)は1920年だそうで、100年以上に渡り大学内外に情報発信を続けています。学生の多くが定期購読している他、その家族、教職員、OB、受験生などの愛読者もおられるそうです。オンライン版の「東大新聞オンライン」もありますので、URLを紹介しておきます。

リンク:【オンライン卒業生訪問】東大卒業生・採用担当者に聞く就活のポイント ③ペプチドリーム | 東大新聞オンライン )

2021年2月17日水曜日

ドイツ・バイエル社から2回目のマイルストーンフィーを受領

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。当社は17日(水)の16時20分に、「ドイツ・バイエル社との創薬共同研究開発における二つ目のプログラムに係るクライテリア達成のお知らせ」を発表しました。

独Bayer(バイエル社)とは2017年11月に創薬共同研究開発契約を締結し、複数の創薬標的タンパク質に対して創薬共同研究開発を進めています。1つ目のプログラムは2019年6月に、今回は2つ目のプログラムが、設定していたヒットペプチドのクライテリアを満たしたことから当社はマイルストーンフィーを受け取ることになりました(金額は非開示です)。

バイエル社とは2020年5月に放射線を用いた診断薬等、幅広い用途での創薬共同研究開発を行う、拡大契約も締結しています。今回のヒットクライテリア達成により両社の信頼関係がさらに深まったと考えられます。


2021年2月14日日曜日

新しい橋の名前に応募

 みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。昨年末に当社の本社・研究所内の私の部屋から川崎市殿町と羽田空港を結ぶ新しい橋の建設がよく見えることをブログで紹介しましたが、先週金曜日にその橋の名前を募集していることをチラシで知りました。応募期間は2月15日(月)だそうで、ぎりぎりに気づきました。インターネットで「多摩川橋の名前募集」と検索すると川崎市のホームページ内にある応募専用フォームにたどり着きます。

工事の着工からずっと進捗を見続けてきただけに親近感があり、自分がつけた名前が採用されたらうれしいですよね、早速私も応募しました。

2021年2月12日金曜日

決算説明会を開催しました

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。2月12日(金)の15時から2020年12月期の機関投資家・アナリスト向け決算説明会を、代表取締役社長のパトリックと取締役副社長の金城の出席のもと電話会議にて開催しました。80名近い参加者となり、金城が約30分説明した後に質疑応答に入りましたが、8名のアナリストからそれぞれ複数の質問があり、予定時間を少しばかりオーバーしてしまいました。

決算説明会に使用した資料は、本日の13時に当社ウェブサイトに公開しておりますのでご覧ください。決算説明会については、質疑応答を含めた内容を当社ウェブサイトに音声で公開する予定で現在準備中です。しばらくお待ちください。

※19時に公開しました。

2021年2月11日木曜日

取締役会長の退任について

 みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。当社は2月10日に決算発表と同時に「取締役会長の退任に関するお知らせ」を発表しました。創業者であり現・取締役会長である窪田さんが3月25日開催予定の定時株主総会をもって、取締役を退任することとなりました。

驚かれた方も多かったと思いますが、社内的には既定路線であり、一年以上前から準備を進めてきましたのでペプチドリームの経営には影響が出ないと考えてください。

退任の理由は、ニュースリリースに記載している本人のコメントがすべてです。このコメントは、私が窪田さんに300字以内で株主・投資家さんへのコメントをお願いしますと依頼し、送られてきたものをそのまま一文字も変更することなく掲載したものです。“会社のステージに適した人物が経営トップをつとめるべき”という経営理念に則って、2017年9月に代表取締役社長をリード・パトリックに引き継いだ後は、新体制を見守ってきましたが順調な移行を確認できたこともあり今回の任期満了での退任となりました。

コメントに「退任後は創業株主としてペプチドリームの発展を見守り続けるとともに、第2・第3のペプチドリームを生み出すべく、後進の育成に尽力したいと考えています。」とありますので、今後は新興企業への助言や支援活動をするのではないかなと予想しています。昨年11月に特許庁長官が窪田さんとの意見交換のために当社を訪問されたとブログで紹介しましたが、それはほんの一例であり、会長に就任して以降は様々な官公庁や大学など、各界で窪田さんの話が聞きたい、できれば助言をいただきたいとの依頼がひっきりなしに寄せられていました。

私は窪田さんからペプチドリームでIR広報を担当してほしいと強く誘われて入社しましたので窪田さんの退任には感慨深いものがあります。私が入社にあたって出した条件の一つである、47都道府県すべてを創業者で経営トップの窪田さんが講師となって個人投資家向け説明会を行い、ペプチドリームの理念と事業を理解し応援してくださる株主(ペプチドリーマー)を各都道府県に1人でも多くつくっていくという施策を約束通り実施してくれました。残念ながら新型コロナウイルス感染拡大により4県で実施できませんでしたが、二人三脚で行った個人投資家向け説明会の累計のご来場者は累計で3,152名となりました。海外にも米国、英国、フランス、台湾と一緒に訪問し、海外機関投資家の持ち株数を増やしていきました。特に台湾には窪田さんの話を聞いて株主になったという窪田ファンの機関投資家がたくさんおられます。

私と窪田さんの出会いはペプチドリームが上場した2013年6月より1年前にさかのぼります。当時みずほ証券でバイオ担当アナリストだった私に、IPO担当部署からペプチドリームという会社が上場を目指しているというので訪問して可能かどうか考えを教えてほしいとの依頼があり、窪田さんと1対1で面談して以来の関係ですので、9年近いつきあいになります。ずっと見てきた人間として、これほど人間的な魅力がある企業経営者はいないと思います。相談されるとどのような時間帯でも嫌な顔をせずに相手が心からありがとうございますと言うまで対応します。すごいなこの人はといつも隣にいて思っていました。

会社のビジネスモデルを考え、構築し、経営を軌道に乗せる体制をつくりあげることにかけては実績を伴うプロフェッショナルです。私は窪田さんの退任後も窪田ウォッチャーを続けたいと思っています。

2020年12月期決算及び2021年12月期業績予想を発表しました

 みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。2月10日(水)の15時30分に2020年12月期決算を発表しました。1月4日に2020年12月期(以下 2020年度)の業績予想の上方修正を発表してましたので、2020年度の業績はサプライズが少なかったと思いますが、売上高、利益ともに1月4日に発表した上方修正の数字をすべての項目で上回り、売上高、利益ともに過去最高を更新しました。売上高は初の100億円を超え、売上高営業利益率は59.9%とこれも過去最高の利益率となりました。

コロナ禍で苦労しましたが、業績に関しては想定以上のものとなりました。一番の特徴は、契約金額の大型化です。これまでの契約一時金やマイルストーン収入は数千万円から十数億円規模であり、これらの積み重ねで当社の売上高は構成されていましたが、数十億円規模の契約が結べる状況になりました。これはフィージビリティスタディといわれる予備試験を行い、化合物の薬としての実現可能性を調べることで得られた数字、データをもとに契約内容を議論する体制が整ってきたことが要因と考えています。これまで培ってきた特殊ペプチドを扱う技術・ノウハウの蓄積が契約条件に活かせるようになってきています。

2020年度の新規契約をみますと、武田薬品工業とのPDC医薬品に関する契約、大鵬薬品工業とのPDPS自動化装置を用いた契約、ペプチド放射性医薬品に関する米国レイズバイオとの契約、大企業との合弁で事業を短期間で進めるスキームとして再生医療・細胞治療向け成長因子事業を行うペプチグロースの設立や新型コロナウイルス感染症治療薬事業を行うペプチエイドの設立など当社独自の創薬開発プラットフォームシステム:PDPSを持つ当社の事業ポテンシャルを実感できた一年でした。ペプチドリームに入社して3年半になりますが、当社の伸びしろの大きさを最も感じた一年となりました。

さて、同時に発表した2021年12月期(以下 2021年度)の業績予想は、売上高110億円以上、営業利益50億円以上、経常利益50億円以上、当期純利益36億円以上としました。決算発表後からアナリスト。機関投資家から減収減益予想について10件を上回る問い合わせをいただきました。

決算短信の9ページの真ん中あたりに今回の2021年度の業績予想の前提となる考え方を「新型コロナウイルス感染症の収束時期を見通すのが難しい現時点において、医薬品業界の研究開発全般にとって、2021年度は昨年度同様か場合によってはそれ以上に厳しい市場環境になるものと予想しております。」と記載しています。私なりにかみ砕いて説明しますと、製薬企業の経営環境がコロナ禍で不透明なので2021年度はパートナーやパートナー候補先の製薬企業が研究開発費を削減したり、絞り込んだりするような動きもあり得ることを前提として当社の業績予想を作成したということです。この前提については、問い合わせのあったアナリストの多くからそこまで厳しくはならないと思いますよと言われましたが、当社の懸念が杞憂に終わることを願っております。そういう厳しい状況を前提としての業績予想と考えてください。

一方で、当社としてはPDPSから得られる特殊ペプチドを用いた創薬は順調であり、進行プログラム数は昨年1年間で13プログラム増加し2020年12月末時点で120プログラムとなっています。2021年度もさらに増加することが見込めるため、昨年1年間で27名増加した従業員数を2021年度も24名増加させる予定です。当社の研究開発費も2021年度は前年度比4.3億円増加させる予定であり、経費全体としては前年度比10億円以上の増加となる見通しですが、製薬企業が新薬開発に力を入れてきた際にはその好機を逃さないように十分な準備を積極的に行う予定にしております。

IR担当者としては、2020年度以上にワクワクする契約やプログラムの進捗の話がお伝えできると考えております。私が実感している“PDPSを用いた事業のポテンシャルはすごいな”という想いを多くのみなさまに共有していただけるように努めてまいります。今後のIR広報ブログを楽しみにしてください。