2021年2月11日木曜日

取締役会長の退任について

 みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。当社は2月10日に決算発表と同時に「取締役会長の退任に関するお知らせ」を発表しました。創業者であり現・取締役会長である窪田さんが3月25日開催予定の定時株主総会をもって、取締役を退任することとなりました。

驚かれた方も多かったと思いますが、社内的には既定路線であり、一年以上前から準備を進めてきましたのでペプチドリームの経営には影響が出ないと考えてください。

退任の理由は、ニュースリリースに記載している本人のコメントがすべてです。このコメントは、私が窪田さんに300字以内で株主・投資家さんへのコメントをお願いしますと依頼し、送られてきたものをそのまま一文字も変更することなく掲載したものです。“会社のステージに適した人物が経営トップをつとめるべき”という経営理念に則って、2017年9月に代表取締役社長をリード・パトリックに引き継いだ後は、新体制を見守ってきましたが順調な移行を確認できたこともあり今回の任期満了での退任となりました。

コメントに「退任後は創業株主としてペプチドリームの発展を見守り続けるとともに、第2・第3のペプチドリームを生み出すべく、後進の育成に尽力したいと考えています。」とありますので、今後は新興企業への助言や支援活動をするのではないかなと予想しています。昨年11月に特許庁長官が窪田さんとの意見交換のために当社を訪問されたとブログで紹介しましたが、それはほんの一例であり、会長に就任して以降は様々な官公庁や大学など、各界で窪田さんの話が聞きたい、できれば助言をいただきたいとの依頼がひっきりなしに寄せられていました。

私は窪田さんからペプチドリームでIR広報を担当してほしいと強く誘われて入社しましたので窪田さんの退任には感慨深いものがあります。私が入社にあたって出した条件の一つである、47都道府県すべてを創業者で経営トップの窪田さんが講師となって個人投資家向け説明会を行い、ペプチドリームの理念と事業を理解し応援してくださる株主(ペプチドリーマー)を各都道府県に1人でも多くつくっていくという施策を約束通り実施してくれました。残念ながら新型コロナウイルス感染拡大により4県で実施できませんでしたが、二人三脚で行った個人投資家向け説明会の累計のご来場者は累計で3,152名となりました。海外にも米国、英国、フランス、台湾と一緒に訪問し、海外機関投資家の持ち株数を増やしていきました。特に台湾には窪田さんの話を聞いて株主になったという窪田ファンの機関投資家がたくさんおられます。

私と窪田さんの出会いはペプチドリームが上場した2013年6月より1年前にさかのぼります。当時みずほ証券でバイオ担当アナリストだった私に、IPO担当部署からペプチドリームという会社が上場を目指しているというので訪問して可能かどうか考えを教えてほしいとの依頼があり、窪田さんと1対1で面談して以来の関係ですので、9年近いつきあいになります。ずっと見てきた人間として、これほど人間的な魅力がある企業経営者はいないと思います。相談されるとどのような時間帯でも嫌な顔をせずに相手が心からありがとうございますと言うまで対応します。すごいなこの人はといつも隣にいて思っていました。

会社のビジネスモデルを考え、構築し、経営を軌道に乗せる体制をつくりあげることにかけては実績を伴うプロフェッショナルです。私は窪田さんの退任後も窪田ウォッチャーを続けたいと思っています。