2020年6月30日火曜日

米メルク社からPDPS技術ライセンスに係るマイルストーンフィーを受領

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。当社は6月30日の15時30分に、「米メルク社へのPDPS技術ライセンスに係るマイルストーンフィー受領のお知らせ」を発表しました。

当社は、米メルク社との間で2018年6月に、当社独自の創薬開発プラットフォームシステム:PDPSの非独占的ライセンス許諾契約を締結しておりますが、このたび、技術ライセンスに係るマイルストーンフィーを受領することになりました。金額は非開示ですが、2020年12月期の第2四半期の売上高に計上されます。

米メルク社とは6月12日に新型コロナウイルス感染症治療薬の共同研究開発を行うことも発表しており、PDPSを用いた創薬に高い評価をいただいております。

2020年6月24日水曜日

車いすラグビーの段階的練習再開

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。当社にはパラリンピックの採用競技の一つである車いすラグビーの2名のアスリート選手が正社員として所属しています。
新型コロナウイルスの感染拡大による練習施設の休業と外出自粛等により満足に練習できない時期もありましたが、高いモチベーションとメンタルを強く保って乗り切ってくれています。

緊急事態宣言の解除後は、連盟の方針に則って段階的に制限が解除されているようで、私のところに「本日から接触プレーの練習を始めました!」との連絡が入りました。制限が全面的に解除されるのは7月に入ってからのもようです。また試合の応援に行けることを楽しみにしています。

地銀運用担当者の来社

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。23日に地方銀行の資金運用担当者2名が来社され、IRミーティングを行いました。

コロナウイルス感染症の拡大以降、IRミーティングは電話会議やWeb会議での対応でしたが、久しぶりに対面での面談で、いつも以上に気合が入りました。
先方も当社との面談のためにわざわざ飛行機で来られたこともあり、事前準備がしっかりしており中身の濃いミーティングとなりました(地元からも2名の方がWebで参加されました)。ミーティングの後は短時間ですが研究所の見学も行い、若い社員が活き活きと研究する様子を実際に見ていただくことができました。最後に笑顔で「御社の理解が深まりました」とのコメントをいただき、うれしい気分になりました。

2020年6月22日月曜日

FTSE Blossom Japan Indexの構成銘柄に選定されました

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。当社はFTSE Blossom Japan Indexの構成銘柄に選定されました! これは私にとっては今年一番のうれしいニュースです。

このブログでも何度か紹介してきましたが、企業価値の評価方法はここ数年で大きく変わってきました。足元の業績などの財務情報だけでなく、環境・社会・ガバナンス(ESG)に関する取り組みなどの非財務情報も考慮することで、企業の持続可能な成長という観点から企業価値を評価することが世界の主流となってきています。
この投資変化の推進役の1つが世界最大の年金基金である日本の年金積立金管理運営独立行政法人(GPIF)です。GPIFは、ESGを考慮した投資を推進しており、2017年7月に国内株式について、ESG総合指数を2つ、女性活躍指数を1つ、合計3つのESG指数を選定し、同指数をベンチマーク(運用指標)としたパッシブ運用を開始しています。
ESG総合指数の2つのうちの1つがFTSE Blossom Japan Indexです。GPIFの業務概況書によると2019年3月末時点でFTSE Blossom Japan Indexの指数構成銘柄は152社、運用資産額は6,428億円となっています(2018年3月末時点は指数構成銘柄は149社、運用資産額は5,266億円)。

FTSE Blossom Japan Indexは、グローバルなインデックスプロバイダーであり、ロンドン証券取引所が100%出資する英国FTSE Rusell社が作成し、ESGについて優れた対応を行っている日本企業のパフォーマンスを測定するために設計されました。
FTSEのESG評価は世界基準に基づいており、今回、当社が環境、社会、ガバナンスに関する様々な基準を満たして構成銘柄として選定されたことは、とても名誉なことであり、ESGを社内で中核として推進してきたものとして舞い上がってしまう気分でしたが、FTSE Blossom Japan Indexの構成銘柄の名に恥じないようにこれからますますESGの充実に努める考えです。

2020年6月13日土曜日

米国メルク社と新型コロナウイルス感染症治療薬の共同研究開発を開始

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。6月12日の12時に、米国メルク社と新型コロナウイルス感染症治療薬の共同研究開発を開始することを発表しました。

米国メルク社とは、2015年4月に始まった創薬共同研究開発において、6つのプログラムすべてにおいてヒットペプチドを見い出しています。創薬共同研究開発は、基本的には先方の企業内でいろいろ試してみて、ヒット化合物が見つけられなかった難しい創薬ターゲットが対象です。6つすべてにおいて、ヒット化合物が得られたことは、米国メルク社での当社の評価は高いと予想され、今回の契約もそれを証明するものだと私は考えています。

今回の契約の注目点は、現在、世界的な感染拡大が問題となっている新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の治療薬の開発だけでなく、将来的に発生する可能性が高い新たな新型コロナウイルスに対する治療薬の共同研究開発も含まれていることです。

米国メルク社は、がんとワクチン、感染症に強みをもつ世界大手製薬企業です。エイズウイルス、肝炎ウイルス、エボラウイルスなどを含む多数の抗ウイルス治療薬の開発実績があり、優れた人材と研究開発インフラを備えています。一刻も早く世界中の困っている患者さんに薬を届けることを創業の精神ととする当社にとって素晴らしい研究開発パートナーといえます。なお、ニュースリリースでコメントいただいた米国メルク社のvice presidentであるEmma Parmeeさんは製薬業界ではとても有名な方です。

お互いに信頼関係があつく、新型コロナウイルス感染症に対して高い意識を共有しての契約であり、研究開発は順調に進むと期待しております。

2020年6月5日金曜日

WEOY2020 世界一ならず、残念

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。当社の創業者である窪田規一(取締役会長)と東京大学の菅裕明教授の2人が、EY(Ernst & Young Global Limitedのグローバル・ネットワーク)が主催している、起業家(アントレプレナー)の世界一を決める世界大会:EY World Entrepreneur of The Year(以下 WEOY)の日本代表に昨年11月に選ばれ、2020年の世界大会(WEOY 2020)に参加しました。その発表セレモニーが日本時間で6月5日の早朝3時から開催され、その様子はCNBCでも放送されました。
世界一の発表は3時50分頃に行われ、インド最大のバイオ医薬品企業であるBioconの創業者(Kiran Mazumdar-Shawという女性です)が選出されました。私も窪田さん、菅教授とEOY Japan事務局の方が用意してくれた会場で発表を見守っていましたが、残念な結果となりました(お二人はこの半年間、ご苦労様でした)。
世界ナンバーワンに選出された理由については今後、発表されるのでしょうが、インドで20代の女性が起業し、一代でインド最大のバイオ医薬品会社をつくりあげたことかなと私は推測しています(おめでとうございます、これまでのご苦労に敬意を表します)。

日本代表者がWEOYで世界ナンバーワンのアントレプレナーに選出されたことがなく、記念すべき第20回目の記念大会にぜひとも日本代表をとEOY Japan事務局の方はとても素晴らしいサポートをしていただきました。本当に感謝です。
残念な結果となりましたが、私は久しぶりに菅教授と話すことができ、有意義な時間を過ごすことができました。

2020年6月1日月曜日

4年目に入ります

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。今からちょうど3年前、2017年6月1日に私はペプチドリームに入社しました。「IR広報部門責任者の就任に関するお知らせ」というニュースリリースを出していただき、その中で私は「ペプチドリームが創業以来、追い求めてきた“日本発、世界初の新薬を創出し、社会に貢献したい”という夢をメンバーの一員として共有できることを大変喜んでいます。当社の技術を基に、日本に世界に誇れるバイオ産業を創出する動きがこれから本格化します。これまで培ってきた経験、ノウハウの集大成として、当社の現状と将来をわかりやすく、的確に伝えていく所存であります。」というコメントを出しています。その思いは3年たった現在でも変わることはありません。4年目もよろしくお願いします。

ペプチドリームは、4月7日の政府からの緊急事態宣言の発出を受けて「出社制限下での稼働体制」にシフトしてきましたが、緊急事態宣言の全面解除を受けて通常出社の稼働体制に戻します。もちろん、「密な接触機会」を回避するための各種取り組みについては継続して実施し、感染リスク軽減に引き続き努めてまいります。