2023年1月26日木曜日

参天製薬とのプログラムにおいてリード・クライテリアを達成しました

みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。

2023/1/25参天製薬との共同研究開発プログラムにおいてリード・クライテリアを達成したことを発表させていただきました(リンク)。

参天製薬とは2018/9より包括的創薬共同研究開発を開始し、2019/12 に最初のプログラム、2020/5に二つ目のプログラムにおけるヒットペプチドを見出しました。その後、これらのプログラムから派生した MPC として開発を進め、今般リードペプチドとして認定されました。

MPCとは、multi-functional peptide conjugate(多機能ペプチド複合体)の略で、1つの分子が多機能を発揮するというものです。

PDCというのも複合体ですが、PDCにおいてペプチドの役割は薬効成分を目的の細胞・組織にデリバリーするということです。一方、MPCにおいてはペプチドが機能を持っています。多機能を持たせることで、それぞれの機能が相乗的に働くことが期待できます。

MPCというアプローチにより、今後の創薬の戦略の幅が大きく拡がると考えており、ペプチドリームではMPCに対する取り組みを強化しています。

2023年1月18日水曜日

業績予想の修正について

みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。

本日、業績予想の修正に関するお知らせを発表させていただきました。
リンク

2022/12期において、創薬開発事業のPDCに関する新たな共同研究契約の締結が予想を上回る収益貢献となったことなどから、売上収益とCore営業利益の予想数値を修正させていただきました。

(百万円)

売上収益

Core営業利益

前回発表予想(A)

24,500

6,600

今回修正予想(B)

26,800

9,400

増減額(B-A)

2,300

2,800

増減率(%)

9.4

42.4

202112月期実績

9,422

4,093

営業利益、税引前利益、親会社の所有者に帰属する当期利益については現在精査中であり、確定次第開示いたします。

引き続きよろしくお願いいたします。


こちらもご覧ください

2022/12/22 Merck社と細胞傷害性PDCに関する提携を行いました

2022/12/26 Eli Lilly社とPDCに関する提携を行いました


2023年1月13日金曜日

日経新聞で紹介されました

みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。

本日の日本経済新聞の「セラノスティクス」の特集でペプチドリームの取り組みが紹介されました(リンク、有料会員限定)。

セラノスティクスとは、診断と治療が一体化した新たながんの放射線治療です。

    まず、診断用の放射性物質(RI)を投与し、治療用RIがターゲットとするがん細胞が体内にどのように分布するかを調べることで、治療の適格性を判断します

    治療が適格だと判断された場合、治療用RIによる治療を実施します

    再度診断RIを投与することで治療効果を判定することができます

 


ペプチドリームのPDPS技術を用いてがん細胞特異的なターゲットに強く結合するペプチドを見つけ、診断に適したRIを結合させると診断用RIに、治療に適したRIを結合させると治療用RIに活用できると期待しています。ペプチドは抗体医薬と同様ターゲットに対する高い選択的結合能があり、さらに抗体と比較して体内動態をコントロールしやすいという特徴があるので、同じペプチドを診断用途にも治療用途にも使用できると考えています。様々なペイロードを運ぶことができるPDCですが、その中でも特にRI-PDCは特殊環状ペプチドの特性が有利に働くと思っています。


RI-PDCについては、パートナープログラム、自社プログラムともに、開発候補化合物の選定を目指して開発を進めています。進捗があり次第、お知らせさせていただきます。

2023年1月10日火曜日

2022年12月期の決算発表の日程

 みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。

2022年12月期の決算発表は

2023/2/14 15時半

を予定しており、2022/2/15にアナリスト・機関投資家向け説明会を開催する予定です。

よろしくお願いいたします。


IRカレンダー:リンク


CDP気候変動レポート2022でリーダーシップレベルの評価を頂きました

みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。

2022/1/10にリリースさせていただいた通り、ペプチドリームはCDPの2022年の調査にて、気候変動に対する取り組みや情報開示に優れているとしてリーダーシップレベルである「A-」の評価を頂きました(リンク)。

ペプチドリームは2021年からCDPの気候変動プログラムに参加し、2021年のスコアは「B」でした。

ペプチドリームでは気候変動に対する様々な取り組みを進めており、2022/1からは本社・研究所で消費する電力を実質CO2フリーとなる電力に切り替え、自社事業活動におけるカーボンニュートラルを達成しました。そのようなこともあり、2022年はより高い評価を頂くことができました。

ペプチドリームのESGに関する取り組みについて、詳しくはサステナビリティレポートをご参照ください。

Amolyt Pharma社が138百万ドルの資金調達を発表しました

みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。

2023/1/6Amolyt(アモライト) Pharma社がシリーズCとして130百万ユーロ(約180億円)の資金調達を行ったことを発表しました(リンク)。

今回、欧州のヘルスケア領域の名門VCであるSofinnova Partnersが資金調達をリードし、新規・既存の投資家含め130百万ユーロを調達したということです。調達資金はAZP-3601のフェーズ3試験に加え、ペプチドリームからライセンスアウトした製品であるAZP-3813の開発資金に充てられるということです。

 AZP-38132021/9にペプチドリームからAmolyt社に先端巨大症に対する治療薬候補ペプチドとしてライセンスアウトされ、Amolyt社が開発を進めています。AZP-38132023年上期のフェーズ1試験開始を目指しています。

今般のAmolyt社の資金調達の成功はAZP-3813の今後の開発を順調に進める上でも非常に素晴らしく、Amolyt社の内分泌領域における高い開発能力と薬剤候補のポテンシャルが評価されたものだと思われます。AZP-3813の今後の進捗を楽しみにしたいと思います。


こちらもご覧ください

2021/9/9 アモライトへの先端巨大症治療薬候補のライセンスアウトを発表しました

2022/5/30 Amolyt社がAZP-3813について学会発表を行いました


 

2023年1月5日木曜日

日経産業新聞で紹介されました

みなさま、明けましておめでとうございます。IR広報部の沖本です。

本日の日経産業新聞で1面・3面を大きく使って認知症の特集が組まれ、診断薬の取り組みとしてPDRファーマも紹介されました(リンク、有料会員限定)。

PDRファーマは2022/11/23Eli Lilly社と異常に蓄積したタウタンパク質のPET診断薬の、日本における共同開発契約を締結しました。

PDRファーマはアミロイドプラークの可視化を目的としたPET診断薬であるAmyvid®の製品化についてもEli Lilly社と提携しています。Aβとタウタンパク質の異常蓄積を両方可視化できるようになり、アルツハイマー型認知症領域におけるPET診断薬の活用範囲がより一層拡大していくことを期待しています。

どうぞ本年もよろしくお願いいたします。



こちらもご覧ください

2022/11/24  PDRファーマとEli Lilly社が提携しました