2023年1月13日金曜日

日経新聞で紹介されました

みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。

本日の日本経済新聞の「セラノスティクス」の特集でペプチドリームの取り組みが紹介されました(リンク、有料会員限定)。

セラノスティクスとは、診断と治療が一体化した新たながんの放射線治療です。

    まず、診断用の放射性物質(RI)を投与し、治療用RIがターゲットとするがん細胞が体内にどのように分布するかを調べることで、治療の適格性を判断します

    治療が適格だと判断された場合、治療用RIによる治療を実施します

    再度診断RIを投与することで治療効果を判定することができます

 


ペプチドリームのPDPS技術を用いてがん細胞特異的なターゲットに強く結合するペプチドを見つけ、診断に適したRIを結合させると診断用RIに、治療に適したRIを結合させると治療用RIに活用できると期待しています。ペプチドは抗体医薬と同様ターゲットに対する高い選択的結合能があり、さらに抗体と比較して体内動態をコントロールしやすいという特徴があるので、同じペプチドを診断用途にも治療用途にも使用できると考えています。様々なペイロードを運ぶことができるPDCですが、その中でも特にRI-PDCは特殊環状ペプチドの特性が有利に働くと思っています。


RI-PDCについては、パートナープログラム、自社プログラムともに、開発候補化合物の選定を目指して開発を進めています。進捗があり次第、お知らせさせていただきます。