2019年11月30日土曜日

AHeDD2019/IPAB2019合同シンポジウムで基調講演

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。AHeDD2019/IPAB2019合同シンポジウムが11月27日~29日に川崎市殿町キングスカイフロントで開催され、28日(木)の13時30分から当社の取締役副社長の舛屋が基調講演を行いました。

AHeDD(Asia Hub for e-Drug Discovery)は、IT創薬、バイオインフォマティクス、ハイパフォーマンスコンピューティングなどの分野で活躍する日本、中国、韓国の研究者らを中心としたアジアのハブを担うコミュニティです。第1回のシンポジウムは2005年に韓国で開催され、今回が10回目の開催となります。

今回は特定非営利活動法人 並列生物情報処理イニシアティブ(IPAB)との共催で、合同シンポジウムのテーマは「IT創薬を加速するAI・シミュレーション技術の新潮流」でした。参加総数93名で活発な議論が展開されました。

2019年11月29日金曜日

当社創業者が起業家表彰制度「EOY 2019 Japan」で大賞を受賞し、日本代表に選出されました

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。28日(木)、六本木のザ・リッツ・カールトン東京で開催されたEY Entrepreneur Of The Year Japan 2019(以下 EOY 2019 Japan)のアワードセレモニーに行ってきました。当社の創業者である窪田規一(取締役会長)と菅裕明(東京大学大学院教授)は、Exceptional Growth部門の部門大賞を受賞するとともに、来年6月に開催される世界大会の日本代表に選出されました(菅教授は出張のため表彰式は欠席でした)。

EOYは、EY(アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワーク)が起業家支援のひとつとして行っている、より良い社会を構築するために新たな事業領域に挑戦する起業家(アントレプレナー)の努力と功績をたたえる国際的な表彰制度です。1986年にEYにより創設され、2001年からは毎年6月に各国代表(約60の国と地域)による世界大会(EY World Entrepreneur Of The Year)がモナコで開催されており、アントレプレナーに対する世界で最も名誉あるビジネスアワードとして認知されています。

昨日のアワードセレモニーに私も参加しましたが、日本代表が決まった際にはすごい盛り上がりでした。日本代表選考委員長の出井伸之氏(元ソニー会長兼グループCEO)からトロフィーを頂き、前年度日本代表の大創産業創業者の矢野博丈氏からは日の丸が渡されました。窪田は、「安心して病気になれる社会」づくりに貢献したいとのあいさつをしました。

過去18回の世界大会で日本代表がトップになったことがないため、日本代表が当社の創業者に決まった後は、窪田のところに「ぜひ世界一のアントレプレナーになってください」と多くの方が言ってこられました。菅教授には早速、窪田から電話で連絡を入れ、喜びを共有してました。


車いすラグビー アスリート学校訪問

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。当社所属の車いすラグビー選手の田邉選手と羽賀選手は、障がい者アスリート学校訪問に積極的に参加しています。

11月は7日に千葉市立 土気南中学校の2年生124名に対して、21日には千葉市立 千草台中学校の1年生82名に対して車いすラグビー体験会を実施しています。写真をみると生徒の笑顔が輝いています。充実した時間だったことがうかがえます。

2019年11月27日水曜日

米メルク社からマイルストーンフィーを受領します

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。11月27日(水)の15時30分に、当社は米国Merck&Co.,Inc.(以下 米メルク社)との「創薬共同研究開発プログラムに係るマイルストーン達成のお知らせ」を発表しました。

2015年4月に始まった創薬共同研究開発プログラムにおいて、6つ目のプログラムが、あらかじめ設定していたヒット化合物のクライテリアを満たしたことから、マイルストーンフィー(目標達成報奨金)を受け取ることになりました。マイルストーンフィーは2019年12月期の売上高に計上されます(金額は非開示です)。

これにより両社で進めていた6つのプログラムすべてにおいて、見出された特殊環状ペプチドがヒット化合物のクライテリアを達成したことになります。このうちの1つ、2017年6月に最初にヒット化合物のクライテリアを達成したプログラムは、2018年12月にリード化合物として設定したクライテリアを達成しています。

創薬共同研究開発で契約先企業が提供する創薬ターゲットは、通常、自社でヒット化合物を得ることが難しかった難度の高いものです。米メルク社が開発を目指す創薬ターゲット6つすべてにおいて、当社独自の創薬開発プラットフォームシステム:PDPSを用いてヒット化合物が得られたことは、メルク社内での当社の評価がさらに高まったのではないかと予想され、今後の展開が楽しみです。

2019年11月14日木曜日

2019年12月期 第1四半期決算を発表

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。12日(火)の15時30分に2019年12月期第1四半期の決算を発表しました。

第1四半期(2019年7月-9月)の売上高は3.9億円、前年同期比28.9%減(1.6億円減)となりました。赤字決算となりましたが、期初計画に対してほぼ想定通りの進捗になっています。

当社は決算期を6月から12月に変更したため通期計画については、2019年12月期(6カ月決算)と2020年12月期をあわせて業績予想を開示しています。18カ月という期間で業績予想を考えており、開示している2020年12月期予想もあわせてほぼ想定通りの進捗ととらえてください。事業は順調に推移していると考えています。

2019年12月期第1四半期の売上高が減少した要因は、前年同期は9月に参天製薬との創薬共同研究開発契約を締結したことによる契約一時金収入がありましたが、この第1四半期は、新規の創薬共同研究開発の契約やマイルストーン収入がなかったことが主因です。では、この4億円近い売上高がどこからきたかというと、その中心は研究開発支援金です。創薬共同研究開発のパートナー企業が新たにスタートさせたプログラムについては、プログラムごとに研究開発支援金を受け取ります。さまざまなプログラムがスタートしていることから着実に研究開発支援金が積みあがっているのです。

2018年6月期第1四半期(2017年7月-9月)が今回と同じように新規の創薬共同研究開発の契約やマイルストーン収入がなかった第1四半期です。その売上高は1.7億円でした。この2年間で倍以上の収益力がついていることを意味しています。

当社の企業価値の中核であるプログラムの推移について、2019年6月末に101だった進行プログラム数は103に増加しました(決算短信をぜひご覧ください)。各ステージも進捗しており臨床候補化合物は5から6に増えています。特殊ペプチド原薬の製造受託会社であるぺプチスターも予定通り製造を開始しています。今後、当社の開発プログラムのステージアップに貢献してくると考えています。

2019年11月5日火曜日

ゲイツ財団から結核に関する新たな研究支援金を受領します

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。当社は11月1日(金)にビル&メリンダ・ゲイツ財団(以下 ゲイツ財団)から、結核に対する新規治療薬開発に関して第2回目の研究支援金を受領することになったことを発表しました。

ゲイツ財団は2000年に米マイクロソフト社の創業者のビル・ゲイツ氏と妻のメリンダさんらにより創設された米国シアトルに本部を置く財団法人で、発展途上国における健康問題や貧困の支援を主な活動としている世界最大級の慈善基金団体です。感染症の撲滅等のために毎年40億ドルを上回る資金を提供しています。

当社はゲイツ財団と2017年11月から結核及びマラリアを治療するための新規治療薬の研究開発のための研究支援金(グラント)を受領する契約を締結し、結核及びマラリアを治療するための特殊環状ペプチドを見出すためことを目的とした複数のプログラムをスタートさせ、複数の有望なヒット候補化合物を特定しました。ゲイツ財団の国際ネットワークでの評価及び次なる開発ステップに向けて検討を進めた結果、結核治療薬として最も有望なヒット化合物を、前臨床開発へと進めるためのリード化合物へと最適化することを優先して進めることになりました。今回受領する新たな研究支援金(金額は非開示)はここに充当されます。

結核は世界の10大死因の一つであり、その解決は世界規模で大きな問題となっております。この分野で大きな推進力を有するゲイツ財団から当社の研究開発能力を引き続き評価いただき、資金提供していただけることをとてもうれしく思っています。

かわさき科学技術サロンで講演しました

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。10月31日(木)の17時30分から開催された「第41回 かわさき科学技術サロン」で当社会長の窪田が約1時間の講演(演題「創薬研究開発におけるパラダイムシフトとバイオベンチャー創出について」)を行いました。会場はJR新川崎駅から徒歩10分のところに本年1月にオープンした産学交流・研究開発施設「AIRBIC」の1階会議室です。

中小・ベンチャー企業や大企業、大学、研究機関等の研究者・技術者及び川崎市の関係者ら82名が参加してくださいました。講演後の会場討議では活発な質疑応答が行われ、その後の交流会でも窪田の周りには多くの方が集まっていました。主催者である川崎市からは川崎市長が講演の最初から交流会の最後まで同席されました。地元貢献にもなり、有意義な時間を過ごすことができました。私も多くの方と話をすることができました。会場を出たのは20時を過ぎていました。