2022年6月30日木曜日

ペプチグロースからPG-004販売開始

みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。

明日より、関連会社であるペプチグロースが新たなPGペプチド(※1)の販売を開始します(リンク)。

今回で4製品目となるPG-004はBMP4とBMP7の両方に対する阻害活性を持つ、“Noggin-like”なペプチドです。Noggin(ノギン)とは、BMP(骨形成タンパク質:bone morphogenetic proteins)のシグナル伝達を阻害する因子として知られており、神経への分化などに大きく関与します。PG-004は近年盛んに研究開発が行われている膵臓・肺・腸などの再生医療・細胞医療や、オルガノイド(※2)作成などへの用途が考えられるということです。

ペプチグロースでは、数十種類の成長因子・サイトカインをターゲットに、さらにPGペプチドの開発を進めていく予定です。

※1 PGペプチド:再生医療・細胞治療製品の製造の際に細胞を増殖・分化させる働きを持つ成長因子・サイトカインの代替となるペプチド。化学合成が可能であることから、製造ロット間のバラつき低減・動物由来成分の混入による安全性上のリスクの低減などが期待できます。
※2 オルガノイド:生体外で幹細胞から作るミニ臓器。治療法の研究などに使用されているほか、オルガノイドそのものを再生医療として活用するという取り組みもあります。

2022年6月29日水曜日

サステナビリティレポート2022を公開しました

みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。

本日、「サステナビリティレポート 2022」をホームページに公開させていただきました(リンク)。

ペプチドリームのサステナビリティの取り組みやデータについてESG(環境、社会、ガバナンス)の3つの観点に沿ってそれぞれ紹介しており、2021年に設置されたサステナビリティ推進室のメンバー(リンク)が中心となって作成しました。

特に、マネージャー・上級専門職の多様性について、博士号取得者の比率が55.2%(2021年)となっており、研究開発型のイノベーション企業としてサイエンスベースの議論や意思決定ができる体制を構築しています。

ぜひご覧になってみて下さい。よろしくお願いいたします。

2022年6月24日金曜日

マイクロ波化学のウェブサイトにペプチドリームが紹介されています

 みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。

今日2022/6/24に東京証券取引所グロース市場に新規上場したマイクロ波化学のウェブサイトで、ペプチドリーム、ペプチスターとの協業をご紹介いただいています(リンク)。

マイクロ波化学を用いたペプチド合成に関する共同開発を始めた背景や成果を、わかりやすくご説明いただいているので、ぜひご覧ください。
よろしくお願いいたします。

※こちらもご覧ください

2022年6月23日木曜日

創薬のフロンティア 2022で副社長の舛屋が講演させていただきました

みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。

2022/6/22LINK-J主催のシンポジウム「創薬のフロンティア2022」で副社長の舛屋が講演し、パネルディスカッションに参加させていただきました。LINK-Jのシンポジウムは年数回開催されているもので、会場での開催は久しぶりということでした。テーマは「創薬の最先端モダリティ」ということで、核酸、細胞治療などに加えて、放射線医薬品についても取り上げていただき、舛屋からペプチドを活用した放射線医薬品の特徴や、ペプチドリームとPDRファーマのシナジーについてご説明しました。


結合させる放射性核種を変えることで1つのペプチドを①まず診断用途に、②続いて治療用途にと、両方に使うことができます


 ペプチドリームで同定したペプチドの評価試験(体内分布など)をPDRファーマで行い、医薬品候補化合物を決定します。
 選定した医薬品候補化合物の開発・販売をPDRファーマで進めていきます。
③ ペプチド原薬はペプチスターが製造し、PDRファーマで最終製品を製造します。



会場では、名刺交換会会場で「Meet UPブース」が開設され、ペプチグロースが出展させていただきました。ペプチドは、他のモダリティの課題解決、たとえば、

・再生医療:細胞の培地成分である成長因子をペプチドで代替することにより品質の安定化、安全性面でのリスク低減
・核酸医薬:目的の細胞・組織に効率よくデリバリー

なども期待できます。

ペプチグロースは今月サンフランシスコで開催されたISSCR 2022 Annual Meeting(※1)での出展も行ったということです。国内だけでなく、海外も含め徐々に対面でのミーティングの機会が増えてきています。
※1:The International Society for Stem Cell Research。幹細胞関連の最大の学会。




環境の変化に合わせて、積極的な提携活動を進めていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。


2022年6月17日金曜日

PA-001の臨床研究の進捗について

みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。
本日、新型コロナウイルス感染症治療薬PA-001の臨床研究の進捗についてリリースさせていただきました(リンク)。

20222月より実施していたPA-001の⽇本⼈健康成⼈男性を対象とする臨床研究ですが、当初予定していた30例(5段階の⽤量漸増単回試験)すべての被験者への投与を完了し、現在、結果の解析を進めています。


20227⽉〜8月を予定している最終報告書がまとまり次第、詳細についての公表を予定しています。

よろしくお願いいたします。

2022年6月15日水曜日

日刊薬業にペプチドリーム金城副社長、PDRファーマ棚橋社長のインタビューが掲載されました

 みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。

本日2022年6月15日の日刊薬業の1面でペプチドリーム金城副社長、PDRファーマ棚橋社長のインタビューを取り上げていただきました(リンク)。

PDRファーマが持つ放射性医薬品のプラットフォームを活用し、ペプチドRI複合体などの開発を進め、国内放射線薬トップを目指す考えをお話させて頂きました。

どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。

2022年6月2日木曜日

連結業績の利益予測についての補足

みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。
今期の連結業績の利益予測について補足させていただきます。

2022/5/122022/12期1Q決算短信に記載させていただいた通り、ペプチドリーム単体の業績予想については2022/2/9に発表したもの(リンク)から変わっておらず、売上高130億円、営業利益65億円を予想しています。

今回、売上高の予想については連結で245億円に修正させていただき、PDRファーマの約9カ月分の売上寄与として115億円を想定しています。

利益の予想については、今回の買収による影響を精査中であるため、現状開示していない状況です。PDRファーマ買収により、取得価額約220億円を各資産に配分する会計処理が必要になります。現状は暫定的に資産・負債を振り分け、のれんとして約111億円を計上していますが、特に無形資産などについては評価に時間がかかります。
この評価が完了した時点でバランスシートの内訳が変化し、償却コストなどに影響を及ぼす可能性があります。精査が完了次第、今期の連結利益予想について開示したいと思っています。

ペプチドリーム・PDRファーマそれぞれの今期の予算はきちんと計画のもと走っておりますので、また進捗があり次第お知らせさせていただきます。よろしくお願いいたします。