2019年1月30日水曜日

個人投資家向け会社説明会(北海道札幌市) 23/47

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。1月28日(月)の13時30分から野村證券札幌支店の支店4階ホールにおいて個人投資家向け会社説明会を開催しました。雪がちらつき寒い中、95名もの投資家が来られました。

当社が全世界の病気で苦しんでいる方に薬を届けるというミッションを実現するために、パートナー企業等と研究開発を進め、生産面でも手を打ち、着実にビジネスを進めていることを、創業者で代表取締役会長である窪田本人が説明しました。多くの方に伝わったのではないかと思います。質問は2名からいただき、終了後は5~6名の方が窪田の周りに集まって質問や対話を続けてました。

私はアナリスト時代に北海道大学のクラーク講堂で新聞社主催で行われたバイオベンチャー育成に関するシンポジウムの司会を行ったこともあり、北海道はとても思い入れのある地域です。人情に厚く、食べ物もおいしく、何度も来たことがあるのですが、今回も会社説明会終了後に複数の方が私のところにブログの更新を楽しみにしていますと言いに来てくださいました。外は寒いですが、心は暖かい人が多いです。

ご参加いただいた皆さま、開催に協力していただいた野村證券札幌支店の関係者に感謝いたします。

2019年1月29日火曜日

中枢神経疾患領域におけるPDC医薬品の創製を目指します

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。当社は1月23日(水)にワクワクする契約を塩野義製薬と締結することができました。PDCの共同研究に関する契約締結です。共同研究の対象となる疾患は中枢神経疾患、原因が脳の機能にあると考えられている病気です。高齢化が進み、またストレス社会の広がりもあり、今後ますます患者が増えることが予想される疾患領域ですが、効果の高い薬がきわめて少なく、残された医療のフロンティアと言われている領域です。

なぜ効果が高い薬が少ないかというと、脳はとても大切な器官ですので、血液中から脳組織へ異物が入ってこれないように血液脳関門(BBB:Blood Brain Barrier)と呼ばれる仕組みがあるからです。薬も異物と認識されますので、脳組織へうまく届かないのです。

ですので、効果の高い中枢神経系の治療薬の開発には、薬剤の血液脳関門(BBB)の通過を促す脳送達技術の開発が求められます。今回の共同研究の第一の目標はここになります。まず行うことは、当社が脳移行性に関わることが知られている複数の標的分子に対して、PDPSを用いて、医薬品及び医薬品候補化合物の脳移行性を向上させるカーゴペプチドを探索することになります。

先ほど、脳の毛細血管には血液中から脳組織へ異物が移行するのを防ぐ血液脳関門というバリアがあるといいました。しかし、脳は活発に働く器官ですのでエネルギー源となる栄養素等が必要であり、これらを血液を通じて補給するルートはあります。それら補給路の入り口が狙いです。これが今回の標的分子となります。

当社の特殊ペプチドは、狙った標的分子のところに到達し強く結合するという特性を持っています。今回はその能力をこれら標的分子へ薬剤となる化合物を届ける運び屋として活用するのです。貨物船のことを英語でカーゴシップ(cargo ship)といいますが、標的分子まで薬剤を届けるように特殊ペプチドに薬物を結合するためのリンカーを付加したものをカーゴペプチドと呼んでいます。

今回のニュースリリースの後に、一番多かった質問はJCRファーマとの関係です。JCRファーマは脳毛細血管の内側を覆っている血管内皮細胞の表面に発現しているトランスフェリン受容体というレセプターを介することで、静脈内投与した薬剤の血液脳関門(BBB)を通過する技術の開発に成功しており、その独自開発技術をJ-Brain Cargoと名付けています。当社はJCRファーマと2016年2月に共同研究契約を締結し、このトランスフェリン受容体を標的分子とした特殊ペプチドを用いたカーゴペプチドの創製を行うことで、新たなJ-Brain Cargoの創出に取り組んでいます。質問の答えは、今回の塩野義製薬との契約はトランスフェリン受容体以外の脳移行性に関わることが知られている複数の標的分子に対してカーゴペプチドを探索するものであり、JCRファーマとの共同研究は当社の重要案件と認識しており、引き続き強力に推進していくということです。

JCRファーマおよび塩野義製薬との共同研究を通じて、様々な化合物の血液脳関門(BBB)通過を促す脳送達技術プラットフォームを構築できれば、中枢神経系(CNS)治療薬の研究開発における当社の役割がとても大きくなることが期待されます。塩野義製薬は、説明会資料によると、重点領域の1つに疼痛・神経領域を置き、神経領域の創薬戦略では基盤構築に外部連携を活用し次世代精神薬の創製の加速を掲げておられます。私の周りにも認知症やうつ病などで困っている方がおられます。この領域に実績があり、熱意のある企業と共同研究を開始できるのです。とてもワクワクする契約と思っています。

2019年1月10日木曜日

北海道札幌市で個人投資家向け会社説明会を開催します

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。1月28日(月)の13時30分から野村證券札幌支店(札幌市中央区北三条西4丁目 日本生命札幌ビル)の支店4階ホールにおいて個人投資家向け会社説明会を開催します。講師は会長の窪田が行う予定です。

札幌市周辺のみなさまのご参加をお待ちしています。詳細は以下のリンクをご覧ください。

https://www.nomura.co.jp/branch/branch/sapporo.html

2019年1月9日水曜日

バイオ関連団体合同 賀詞交歓会

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。バイオテクノロジー関連の12団体が合同に会した賀詞交歓会に出席してきました。

会場のパレスホテル東京の宴会場「山吹」は約560名の参加者でほぼ満杯でした。政官界のあいさつが続きましたが、活力を一番感じたのは、内閣府で科学技術・イノベーションを担当している赤石浩一・内閣府政策統括官です。新しいバイオ戦略を責任をもって取りまとめると話してました。私のバイオアナリスト18年の経験からは、政府の作成するバイオ戦略は打ち上げるだけで結果にコミットしないものでしたが、赤石さんは何かやってくれそうな感じがする人物でした。期待したいと思います。

たくさんの方と話をし、ペプチドリームに対する期待をひしひしと感じました。

2019年1月8日火曜日

年間平均時価総額増加額ランキング V2達成

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。本日の日本経済新聞朝刊にうれしい記事がありました。

日本経済新聞社は日本経済のけん引役と期待される中堅上場企業約1,000社「NEXT(ネクスト)1000」を対象に様々なランキングを発表しています。その中で2018年の1年間でならした平均時価総額の増加額ランキングで当社が1位になりました。2017年の平均時価総額と比較して1,727億円増加しました。当社は2017年のランキングでも1位でしたのでV2達成です。

時価総額(株価×発行済み株式数)は、世界中の投資家が様々な角度から分析・評価し、投資行動を起こした結果、数字であらわされる企業価値といえます。IR広報担当の私としては最も重要視している数字であり、これが2年連続で増加額トップになったことはこの上ない喜びです。

2019年も役職員全員が一丸となり企業価値向上に努め、3連覇(V3)を目指したいと思います。

2019年1月7日月曜日

新年もよろしくお願いします

みなさん、当社は本日7日が仕事始めとなります。社長のパトリック、副社長の舛屋、金城をはじめ社員一同は本日からフル稼働しています。新年もよろしくお願いいたします!