2019年11月5日火曜日

ゲイツ財団から結核に関する新たな研究支援金を受領します

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。当社は11月1日(金)にビル&メリンダ・ゲイツ財団(以下 ゲイツ財団)から、結核に対する新規治療薬開発に関して第2回目の研究支援金を受領することになったことを発表しました。

ゲイツ財団は2000年に米マイクロソフト社の創業者のビル・ゲイツ氏と妻のメリンダさんらにより創設された米国シアトルに本部を置く財団法人で、発展途上国における健康問題や貧困の支援を主な活動としている世界最大級の慈善基金団体です。感染症の撲滅等のために毎年40億ドルを上回る資金を提供しています。

当社はゲイツ財団と2017年11月から結核及びマラリアを治療するための新規治療薬の研究開発のための研究支援金(グラント)を受領する契約を締結し、結核及びマラリアを治療するための特殊環状ペプチドを見出すためことを目的とした複数のプログラムをスタートさせ、複数の有望なヒット候補化合物を特定しました。ゲイツ財団の国際ネットワークでの評価及び次なる開発ステップに向けて検討を進めた結果、結核治療薬として最も有望なヒット化合物を、前臨床開発へと進めるためのリード化合物へと最適化することを優先して進めることになりました。今回受領する新たな研究支援金(金額は非開示)はここに充当されます。

結核は世界の10大死因の一つであり、その解決は世界規模で大きな問題となっております。この分野で大きな推進力を有するゲイツ財団から当社の研究開発能力を引き続き評価いただき、資金提供していただけることをとてもうれしく思っています。