2022年12月22日木曜日

Merck社と細胞傷害性PDCに関する提携を行いました

みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。

2022/12/22に米Merck社とcytotoxic-PDCに関する共同研究開発およびライセンス契約を締結しました(リンク

本件は今期の業績予想に既に織り込まれており、以前ご説明した見通しの中で「その他PDC」領域の仕掛中の案件として今期の締結を計画していたものになります。

ご参考:今期売上見通しについて

Cytotoxic-PDCとはペプチドと細胞傷害性の化合物を結合させた複合体で、Cytotoxicペイロードをターゲット細胞・組織のみへ高選択的に送達することによって安全性・有効性の高い抗がん治療を行うことを目指しています。

 

     (R&D説明会資料より)


Merck社とは2015/4に創薬共同研究開発契約を締結し、複数のターゲットに対するペプチド医薬品の開発を共同で行っています。また、2018/6にはPDPSの非独占的技術ライセンスも実施しました。PDPSの技術ライセンスはPDCはカーブアウト、すなわち対象外となっており、パートナーがPDC医薬品を開発する場合はペプチドリームと別途創薬共同研究開発契約を締結する必要があります。

このように長年にわたりペプチド創薬を協働してきたMerckのチームと今般cytotoxic-PDCの領域でも共同研究開発を進められるということで、今後の進展が非常に楽しみです。