2021年12月7日火曜日

R&D説明会を開催しました

みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。
遅ればせながら、11/29に開催したR&D説明会の音声(リンク)を11/30に、QAのサマリー(リンク)を昨日12/6にホームページに掲載させていただきました。
 
R&D説明会は、研究開発の状況をR&Dを統括する舛屋から直接ご説明するという試みです。
  • 開発プログラムの進捗状況
  • 主要プログラムのデータの概要、今後の開発方針
  • PDC取り組みの進捗・方針
  • 研究開発体制の変遷と今後の計画
についてお話させていただきましたリンク)。
 
各プログラムの進捗状況についてはR&D説明会資料の4ページに記載しています。
パートナーとの共同研究開発プログラムについては守秘義務を負っており、「非開示・計画中」という記載が多いですが、自社/戦略的パートナーとのプログラムを中心に現状どのステージにあり、臨床入りをいつ計画しているのかという見通しを記載させていただきました。


現状臨床段階にあるプログラムは202110月にP1a/1b入りしたBHV-1100Biohaven社)を含め3プログラムです。
今年度期初に今期臨床入りプログラム数を48個、中間決算の際にはその前半に近い方である、とお伝えしました。これは、4ページの資料のNo3~6、912を想定していました。
しかし、Biohaven社のプログラムに代表されるように、新型コロナウイルス感染症の影響で臨床試験が全体的に遅れている中で、臨床入りについても当初の想定より遅れているものが多く、現時点ではBHV-11001プログラムとなっています。
また、年内の臨床入りを目指していたPA-001(ペプチエイド)については、年明けにずれこみ、2022/1の開始を計画しています(リンク)。
 
2022年はPA-001に加え、AZP-3813Amolyt社)の臨床入りも計画されています(リンク)。また、「計画中」と記載のプログラムも臨床入りの可能性があり、特に、診断薬としての開発プログラムは迅速に臨床に入る可能性があります。
プログラムの進捗については、これから四半期ごとにこのページを更新していき、より透明性を高めていきたいと思っています。
 
臨床入りのニュースを心待ちにしてくださっている株主の皆様が多いと思いますが、計画より大幅に遅れており、ご心配をおかけしております。
  • 新型コロナウイルス感染症の対応のため、医療機関が(特に新規の)臨床試験の実施に割けるリソースが限定されている
  • 特に海外の製薬企業において、研究所のシャットダウンやリモートシフトに伴って外部CROのリソースが取り合いになり、臨床入りに必要な非臨床試験データ取得に遅れが生じている
  • 製薬企業の臨床プログラム全体に遅れが生じる中、新たな臨床プログラム開始の意思決定も影響を受けている
などの、さまざまな複合的な要因による影響を受けたためだと考えています。
 
開発は継続して実施しているので、アップデートがあり次第、お伝えさせていただきます。
引き続きよろしくお願いいたします。