2006年7月3日に設立されたペプチドリームは、明日設立15周年を迎えます。
株主のみなさまをはじめ、様々なステークホルダーの方々のお陰で
株主のみなさまをはじめ、様々なステークホルダーの方々のお陰で
創業以来15年間事業を続けて参りました。
改めて御礼を申し上げます。
ブログを読んで下さっている方の中には 最近ペプチドリームのことを知った、
という方もいらっしゃると思いますので、
今日は設立当時のことを振り返ってみたいと思います。
ペプチドリームはPDPSの中核技術であるフレキシザイム技術の開発者である
東京大学の菅先生と、 窪田前社長が2006年に設立しました。
東京大学の駒場リサーチキャンパスの中、
菅先生のラボの空きスペースで事業を開始したということです。
その後、2010年にPDPSが確立し、
Bristol-Myers Squibb社と創薬開発に関する共同研究開発契約を締結しました。
PDPSはPeptide Discovery Platform Systemの略で、
1兆種類以上の特殊環状ペプチドのライブラリーを作製し、
その中からターゲットに結合するペプチドを見つける技術で
非常に高い確率で薬のもととなるヒット化合物を見出すことができます。
創薬共同研究開発とは、 パートナー製薬企業の興味あるターゲットに対して
高い結合能を持つ特殊環状ペプチドを見つけ、提供するもので、
創業時から今までずっとペプチドリームの中核を成すビジネスモデルです。
この創薬共同研究開発により、 ペプチドリームは契約一時金(アップフロント、UF)、マイルストーンフィー(MS)、ロイヤルティーなどの対価を受け取ります。
これがペプチドリームの売上となります。
以降、技術面ではPDPSの自動化などPDPS技術の進化に加え、
PDPSから取れてきたペプチドを医薬品候補化合物に仕上げていくための技術、
例えばペプチド合成・標的タンパク質の立体構造解析・コンピュータを用いたドラッグデザインなど様々な技術を拡充してきました。
また、ビジネスモデルとしては 2013年より技術ライセンスを開始、
さらに戦略的提携による自社創薬に注力しています。
パトリック社長は2007年に入社、最も古くからいるメンバーの1人です。
これからのペプチドリームはパトリック社長のもと、
「Drug Discovery Powerhouse」として、
強力なエンジンでペプチド創薬のグローバルリーダーを目指していきたいと思います。
今後も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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私がペプチドリームのことを知ったのは2007年くらいだったと記憶していますが、
最初の印象は面白い社名だなあということでした。
窪田前社長は夢という言葉を大切にしており、座右の銘は
「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし」 (吉田松陰)
ということです。
今月、窪田前社長は川崎市にあるインキュベーター、ケイエスピーの代表取締役に就任されました(リンク)。
ベンチャーの経営者からベンチャー支援会社のトップに移られ、次の夢に向かって動き始めていらっしゃいます。
IR広報部長を務めてらっしゃった岩田さんは
CRO事業やトランスレーショナルリサーチ事業を手掛ける
参考にしたサイト: 2017/10/24 日本経済新聞電子版