2019年4月12日金曜日

NASAの最新版レポートで紹介されました

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。JAXA(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構)の小惑星探査機「はやぶさ2」における技術力はすごいですね。JAXAのみなさんとは親しくさせていただいているので、自分たちのことのようにうれしく、誇りに思います。

さて、はやぶさ2プロジェクトは関係ありませんが、NASA(アメリカ航空宇宙局)が4月4日に、国際宇宙ステーション(ISS)が人類にどのような恩恵をもたらしているかをまとめたレポート“International Space Station Benefits for Humanity”の最新版(第3版)をWebサイトで公表しました。この61ページ(見出し:Finding the Keys in Space to Treat Diseases on Earth)に、当社がJAXAと戦略的なパートナーシップ契約を締結してISSの「きぼう」日本実験棟で取り組んでいる宇宙創薬が紹介されています。

社長のパトリックのコメント(“At any stage of the drug discovery process, a high-resolution structure always significantly accelerates this process and having a 3-D structure is truly invaluable,”:創薬のどの段階においても、高分解能な結晶構造解析は研究を大いに加速します。標的タンパク質と薬剤候補化合物との結合を明らかにする3次元構造の情報は非常に貴重です)や副社長の舛屋のコメント(“The crystal structure determined from the crystals attained from the JAXA-PCG experiment will significantly accelerate the optimization of these candidates toward clinical candidates,”:JAXAの高品質タンパク質結晶生成実験から得られた結晶構造の情報は、薬剤候補化合物から治験薬への最適化を大いに加速することが期待されます)も紹介されています。

61ページの最後は、ISSの「きぼう」日本実験棟で行われている高品質タンパク質結晶生成実験は、日本はもちろん世界中の人々のための創薬に重要な役割を果たしていますと結ばれています。
(注)日本語訳は私が訳しましたので参考程度でどうぞ。

https://www.nasa.gov/sites/default/files/atoms/files/benefits-for-humanity_third.pdf