みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。
2022/9/29に臨床検査薬のリーディングカンパニーである富士レビオ・ホールディングスとPDPS自動化プラットフォームの運用に関する非独占的ライセンス許諾契約を締結しました(リンク)。
ペプチドリームはこれまで10社と技術ライセンス契約を締結しましたが、治療薬や体内に投与する診断薬が中心でした。今回、体外で使用される臨床検査薬用途に特化したPDPSの技術ライセンスとして初めてのケースにあたります。
臨床検査薬の中でも免疫検査は抗原抗体反応を利用して迅速・高感度に疾患マーカーや細菌・ウイルスなどを検出することができます。
今回の契約の狙いとして、抗体同様にターゲットに対して高い結合性・選択性を持つペプチドを活用することで様々なターゲットに対する検査薬を開発できるのではないかと考えられます。ペプチドは抗体と比較すると温度管理が簡易で、製造や物流のコストを抑えられる可能性もあります。
治療薬の分野だけではなく、たとえば今回のケースである臨床検査薬やペプチグロースで目指している細胞培養のための成長因子の代替のように、PDPS技術から生まれるペプチドの応用範囲がさらに広がることを期待しています。
どうぞよろしくお願いいたします。