みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。当社は3月1日の15時30分に「小野薬品とのPDPS自動化プラットフォームの運用に関する非独占的ライセンス許諾契約締結のお知らせ」を発表しました。
本契約に伴い、当社は技術ライセンス料(契約一時金)を受領します(金額は非開示、2021年12月期第1四半期の売上高に計上されます)。
PDPS自動化プラットフォームとは、これまで手作業で行っていたペプチドリーム独自の創薬開発プラットフォームシステム:PDPSによる医薬品候補化合物の探索(スクリーニング)工程の一部を自動化したものです。自動分注機では世界トップシェアのTecan(テカン)社との共同開発により、Tecan社のラボオートメーションに搭載し、標的分子(ターゲットタンパク質)をセットすることで一連のスクリーニングプロセスが自動で行われる自動化装置として仕上げました。これにより、一つ一つのプログラムのスピード向上とともに、並行して実施できるスクリーニングアプローチを増やすことが可能となり、取得できるヒット候補化合物の質的向上も期待できます。
PDPS自動化プラットフォームの運用に関する契約は、昨年12月に発表した大鵬薬品工業に次ぐ2社目となります。当社の新たな創薬パートナー企業となりました小野薬品工業は、世界初のPD-1免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」の研究開発で世界的に有名な会社であり、独創的かつ革新的な新薬を創製し、世界のフィールドで闘えるグローバルスペシャリティファーマを目指されています。
小野薬品工業の取締役常務執行役員研究本部長 滝野十一氏から「当社は、ペプチドリーム社のPDPS自動化プラットフォームを高く評価しています。本プラットフォームを利用し、アンメット医療ニーズを満たす革新的な新薬を患者さんに一日でも早く届けることで社会的存在価値を一層高めてまいります。」とのコメントをいただいております。