2018年7月7日土曜日

欧州で機関投資家とIRミーティングをしてきました

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。7月2日から窪田とともにロンドン及びパリで欧州の投資家とIRミーティングを行ってきました。当社の大株主からまったく初めての方を含む14の機関投資家とそれぞれ約1時間の面談をしました(1時間を大幅に超え、ストップがかかることが多かったのですが)。

この海外IRは、昨年の11月頃にSMBC日興証券からロンドンで開催するカンファランスへの参加の提案があり、計画したものでしたが、菅さんの社外取締役退任に関する懸念から株価が下落していた時に、共同創業者であり代表取締役会長である窪田から直に説明できたことは、とてもいいタイミングでのミーティングになったと思います。

菅さんの社外取締役退任の背景を丁寧に説明し、社外取締役を退任しただけで菅さんとの関係は(飲み友達であることも含めて)変わらないこと、当社の事業が順調であること等を説明しましたので、株主の方は安心し、新規の方も当社に強い関心をもっていただけたと思います。

もちろん私も窪田の頑張りを横で見ていただけではありません。当社のカバーアナリストの大半の方から次から次へといただいた電話やメールでの質問にタイムリーにフル対応しました。日本の朝8時はロンドンでは深夜12時ですから7月2日と3日はほぼ24時間対応となりました。

欧州ではMiFIDⅡ(ミフィッド・ツー)と呼ばれる新たな制度(指令)が今年から施行されました。これにより証券会社が上場企業を招いて欧州で開催するカンファランスに対して、機関投資家が話を聞く場合は有料になりました。これまでは無料なので、時間が空いてるから日本から来た会社の話でも聞いてやろうかということもあったようですが、今年からはお金を払ってでも話を聞きたいと機関投資家に思っていただける企業しか欧州でのカンファランスに参加できなくなりました。おかげさまで当社の場合は、面談枠はいっぱいになりました。

当社が開発した創薬開発プラットフォームシステムPDPSを用いたビジネスモデルは、バイオ株の分析や投資に長年の経験・実績がある欧州の機関投資家にも高い評価をいただきました。ミーティングの最後にいずれの企業からもとても満足したと言っていただきました。

あらためて当社の技術とビジネスモデルに自信を深めた海外IRになりました。