2021年7月6日火曜日

化学工業日報でペプチスターが取り上げられました

 みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。


昨日7月5日の化学工業日報で

「核酸医薬開発・製造受託、新たなフロンティアに、バッケム・ペプチスター参入」

の見出しでペプチスターが紹介されました(リンク)。


核酸医薬の開発・製造受託の需要が高まる中で

ペプチスターが核酸医薬とペプチドの複合体に対する取り組みを開始した点を

取り上げていただきました。


ペプチドリームでも

ペプチドと核酸医薬など他の中分子との比較をよくご質問頂くのですが

どちらかのモダリティが優れているというよりは

両者の強みを生かしたPDC医薬品としての組み合わせ

という点にも非常に注力しております。


核酸医薬はターゲットの核酸に対する効果は非常に強いですが

目的とする組織へのデリバリーが十分でないというケースもあり

ターゲットとする細胞や組織への特異性が高いペプチドを複合体にすることで

理想的なプロファイルを持つ薬剤を作製できるのではないかと考えております。


引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

2021年7月2日金曜日

設立15周年を迎えます

 2006年7月3日に設立されたペプチドリームは、明日設立15周年を迎えます。 
株主のみなさまをはじめ、様々なステークホルダーの方々のお陰で
創業以来15年間事業を続けて参りました。
改めて御礼を申し上げます。 

ブログを読んで下さっている方の中には 最近ペプチドリームのことを知った、
という方もいらっしゃると思いますので、 
今日は設立当時のことを振り返ってみたいと思います。

ペプチドリームはPDPSの中核技術であるフレキシザイム技術の開発者である
東京大学の菅先生と、 窪田前社長が2006年に設立しました。 
東京大学の駒場リサーチキャンパスの中、 
菅先生のラボの空きスペースで事業を開始したということです。 

その後、2010年にPDPSが確立し、 
Bristol-Myers Squibb社と創薬開発に関する共同研究開発契約を締結しました。

PDPSはPeptide Discovery Platform Systemの略で、
1兆種類以上の特殊環状ペプチドのライブラリーを作製し、
その中からターゲットに結合するペプチドを見つける技術で
非常に高い確率で薬のもととなるヒット化合物を見出すことができます。

創薬共同研究開発とは、 パートナー製薬企業の興味あるターゲットに対して
高い結合能を持つ特殊環状ペプチドを見つけ、提供するもので、
創業時から今までずっとペプチドリームの中核を成すビジネスモデルです。
この創薬共同研究開発により、 ペプチドリームは契約一時金(アップフロント、UF)、マイルストーンフィー(MS)、ロイヤルティーなどの対価を受け取ります。
これがペプチドリームの売上となります。

以降、技術面ではPDPSの自動化などPDPS技術の進化に加え、
PDPSから取れてきたペプチドを医薬品候補化合物に仕上げていくための技術、
例えばペプチド合成・標的タンパク質の立体構造解析・コンピュータを用いたドラッグデザインなど様々な技術を拡充してきました。

また、ビジネスモデルとしては 2013年より技術ライセンスを開始、
さらに戦略的提携による自社創薬に注力しています。

パトリック社長は2007年に入社、最も古くからいるメンバーの1人です。
これからのペプチドリームはパトリック社長のもと、
「Drug Discovery Powerhouse」として、 
強力なエンジンでペプチド創薬のグローバルリーダーを目指していきたいと思います。
今後も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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2021年6月10日木曜日

RayzeBio社からマイルストーンフィーを受領しました

みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。

本日2021610日に、「ペプチド放射性医薬品に関する戦略的パートナー米RayzeBio社からのマイルストーンフィー受領のお知らせ」を発表しました。

RayzeBio社とは20208月にペプチド放射性医薬品の創製に関する戦略的共同研究開発契約を締結し、202011月に続き2回目のマイルストーンフィー受領となりました。

 

放射性物質を体内に注射しがんなどの治療に用いるアプローチはここ数年で大きく進歩し

この放射性治療薬は新たなモダリティとして注目度が高まっています。

 

放射線はがんの三大治療法の一つであり、

がん細胞をいわば物理的に破壊するので治療効果は高いのですが

身体の外から放射線を放射すると正常細胞へのダメージを避けられません。


放射性の治療薬は、放射性物質を攻撃したい細胞へ特異的に運び、

細胞レベルで放射線治療を行うというものです。

従い、正常細胞への影響が少ないと考えられます。


アメリカ国立がん研究所のブログでは放射性治療薬を

「今後10年~15年の放射性がん治療を変容させるだろう」と紹介しています。


RayzeBio社は2020年に設立された放射性治療薬を開発する企業です。

固形がんを対象に、がん細胞のターゲットに結合するバインダーとして特殊環状ペプチド、

放射性核種としてα線を放出するアクチニウム225を用いる点が特徴です。

RayzeBio社のCEOKen Songさんという医師でもありサイエンティストでもある方で、

以前はNASH治療薬の開発を行うMatacrine社、

出生前診断の草分けでRocheに買収されたAriosa Diagnostics社など、

複数のバイオ企業を経営した経験のある方です。

 

ペプチドリームの特殊環状ペプチドは、

①特異性が高いこと、②サイズが小さく固形がんなどにも効率的に届くことから、

放射性の治療薬の運び屋として理想的な性質を持っていると考えています。



RayzeBio社との提携はまさにこの領域で新たな治療薬を戦略的に進めていくというもので、

ペプチドリームの特殊環状ペプチド技術の強みを最大限に活かせる内容だと思います。

 

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 

参考にしたサイト:

NIH (National Cancer Institute): 

Radiopharmaceuticals: Radiation Therapy Enters the Molecular Age

 

Nature Reviews 19 P589 (2020): 

Radiopharmaceutical therapy in cancer:clinical advances and challenges

 

Radioligandtherapy.com

 

こちらのブログも参照下さい:

RayzeBio(レイズバイオ)社からマイルストーンフィーを受領

RayzeBio社とのペプチド放射性医薬品に関する戦略的共同研究開発

2021年6月1日火曜日

毎日新聞に取り上げられました

みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。


本日61日の毎日新聞の朝刊で

「コロナ特効薬 開発激化」の見出しで

ペプチドリームとペプチエイドが紹介されました。


新型コロナウイルス感染症の治療薬の開発が加速するなかで、

大手製薬企業だけでなくベンチャー企業も行っているということで

取り上げていただきました。


ペプチエイドでは323日にプレスリリースさせていただいたとおり、

開発候補品であるPA-001の前臨床試験を開始し、

2021年中には臨床試験を開始することを予定しております。


ベンチャーは、迅速な意思決定など、

ベンチャーならではの強みがあると思いますので、

今後の開発に最大限そのようなメリットを活かしていけるのではないかと思います。

 

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

初めまして

 みなさま、初めまして。IR広報部の沖本と申します。

本日からブログを担当させて頂きます。

みなさまどうぞお願いいたします!

 

岩田さんが礎を築き、

4年にわたりペプチドリームの顔として執筆されていたIRブログですが、

本日から私が引き継ぎ、

ペプチドリームのさらなる展開をお伝えしていければと思っています。

 

ペプチドリームの説明資料やプレスリリースは

専門用語が多く

わかりづらいということもあるかと思います。

 

このIRブログでは

ビジュアルも活用しながら

ペプチドリームの基盤技術や

プレスリリースの内容を

皆さまにわかりやすくお伝えしていきたいと考えております。


今後もお立ち寄り頂けたらと思います!

どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。


 

橋の写真

こちらはペプチドリームのすぐ近くに建設中の橋の写真です。

名前はまだ決まっていません。

2021年5月31日月曜日

ペプチドリーマー

 みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。本日はみなさんに報告があります。私は本日付でペプチドリームを退職します。

思えば、5月31日は私にとって記念すべき日です。改めて過去の日記を見直したのですが、私が初めてペプチドリームを訪問し、窪田さんと1対1の面談を行ったのが2012年5月31日です。ここから私とペプチドリームの関係が生まれたので、ちょうど丸9年のつきあいとなります。2013年6月に上場した後は、私がもっともペプチドリームのレポートを書き、ペプチドリームのプレゼンをしたアナリストとなりました。私が2014年9月末にみずほ証券のアナリストをやめて、再生医療系バイオベンチャー企業に移った時も1年半でアナリストに復帰したのですが、その主因は私がいなくなった後、ほとんどすべてのバイオアナリストが日本で一番優れたバイオ企業がそーせいというプレゼンをしているということを親しい機関投資家から聞いたからです。アナリストに復帰し、ペプチドリームが圧倒的にナンバーワンだというプレゼンを行いました。その後、窪田さんからペプチドリームにはIR広報の専属の部署がないので、ぜひ一から立ち上げてほしい、ペプチドリームの内容を内部からきちんと投資家に伝えることを岩田さんにお願いしたいとの依頼があり、引き受けることにしました。ペプチドリームの入社日が2017年6月1日ですからそこからちょうど丸4年です。

入社時のペプチドリームの企業価値(時価総額)は約3,000億円でしたが、現在はその倍以上(今年1月には8,000億円を超えました)となりました。機関投資家の持ち株比率は入社時の2017年6月末が42.1%でしたが、2020年12月末で60.6%と大幅に伸びました。ここでいったん、ペプチドリームにおける私のミッションを終了させていただきます。これから日本バイオベンチャー企業初の時価総額1兆円へさらなる企業努力とIRが必要になりますが、それは後任にまかせたいと思います。

ワクワクさせてくれるのではなかったのかとの声が読者のみなさまから聞こえてきますが、ペプチドリームの事業は順調であり、私がいなくてもワクワク情報は順次発表できると思っています。

これから私は再び、新たな会社でIR広報の部署を一から立ち上げる仕事に就く予定です。私の人生を振り返ると新しい組織の立ち上げばかりをしてきました。証券会社初のバイオ専属の調査チームを立ち上げ、SBI証券で機関投資家向け企業調査部を立ち上げ、そしてペプチドリームでIR広報部を立ち上げました。私は実年齢よりも10歳程度若く見られるのですが、新しい組織を立ち上げ、軌道に乗せることばかり考えていることが若さの秘訣かもしれません。今回も一度一緒に仕事をしたいと思っていた尊敬する人物からIR広報の部署を一から立ち上げてほしいとの依頼があり、新たな挑戦を決断しました。

繰り返しになりますが、私は筋金入りのペプチドリーマーです。創業者の窪田さん、菅さんと何度も話をする機会をいただき、ペプチドリームの素晴らしさ(技術と理念等)を誰よりも理解してましたので、IR広報部長に就任後も自信をもって、誠実に真摯にIRをしてきました。このIR広報ブログは私の心血を注いだものです。いかにわかりやすく伝えるかを寝ても覚めても考えてきました。今回で通算460回目のブログになります。これまで多くの投資家さんからブログ読んでますと声をかけられたり、励ましの手紙やはがき、メールをいただきました。最後のメッセージとなりますが、これまでIR広報ブログを読んでいただきありがとうございました!感謝いたします。私の後任のIR広報ブログもぜひ読んでくださいね。


※写真は台湾IRの際に、願い事をランタン(天燈)に書いて順調に上がったら願いが叶うという有名な場所で、ペプチドリームの業績が順調に推移することと株価が上昇することを願ったものです。見事に上空に上っていきました。

2021年5月27日木曜日

菅教授が日本化学会の次期会長候補に内定

 みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。5月11日に公益社団法人 日本化学会は、会員投票の結果、菅裕明氏(東京大学・教授)が2022・2023年度の会長候補に内定したと発表しました。菅教授はいうまでもありませんがペプチドリームの創業者のひとりです。

日本化学会は1878年(明治11年)に創立され、会員約3万人を擁する我が国最大の化学の学会です。その会長候補に内定したのですからすごいことです。ちなみに現在の会長は株式会社三菱ケミカルホールディングスの取締役会長の小林喜光氏です。

化学分野なのかと思う方もおられると思いますが、実は菅教授は化学と生物の両方を研究された方であり、この二刀流だったことこそがペプチドリームのコア技術であるPDPS関連技術が生まれる主因だったと私は考えています。

菅教授は自らを異端と呼び、“異端”を信念と熱意をもってやってきたと話されてました。元・国会議員秘書の私が菅教授が日本化学会の会長と聞いてイメージするのは、自民党で主流ではなく異端だった小泉純一郎氏が自民党総裁選で勝ち、首相になった時のことです。様々な規制改革に挑戦しました。私の個人的な思いですが、国を想い、海外事業にも精通し、実行力のある菅教授が来年5月以降、どのようなことを打ち出していくのかを楽しみにしたいと思います。