2022年11月14日月曜日

LINK-J×BCG Biopharma R&D Seminarで副社長の金城が講演させていただきました

みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。

2022/11/1LINK-J主催のLINK-J×BCG Biopharma R&D Seminarが開催され、ペプチドリーム副社長の金城が講演し、パネルディスカッションに参加させていただきました(リンク)。

これは、製薬企業のR&D生産性を巡る近年のトレンドの全体像を概観し、生産性を高めるための事例紹介などを行っていくというセミナーで、今後定期的に開催される予定であるところの記念すべき第1回に登壇させていただきました。

この中で金城は「創薬ベンチャーにとってR&D生産性とは」というテーマでお話させていただき、ペプチドリームの事業の特色として


リレー方式:走者が変わっていく

Ø  製薬業界のバリューチェーンの中で研究(+開発の初期)に注力することで自社の技術的な強みを生かし、開発コストの負担の大きい臨床後期はパートナリングを活用する

タコ足打法:多くの線を延ばす

Ø  数多くのプログラムを実施することで成功確率の低い医薬品の研究開発のリスクを低減する

イチロー方式:ヒットを量産する

Ø  開発が成功し製品化されてから収益化するモデルではなく、パートナリングを活用することで研究開発段階から一時金収益などを確保し、黒字化に成功している


という点を説明させていただきました。このようなモデルを実施することで会社としてリスクを分散し効率的な経営を目指すとともに、業界全体のR&D効率化に貢献していきたいと考えています。


パネルディスカッションの様子。写真左からBCG中村様、ペプチドリーム 金城、第一三共 平島様、BCG 植草様

 

後半のパネルディスカッションでは、他の登壇者の方と一緒に会場からの質問にお答えさせていただきました。今後のR&Dの方向性について様々なご質問に皆さまがそれぞれのご意見を述べられていましたが、意見が一致する部分も多くありました。やはり、研究~開発早期が製薬企業にとって非常に大事なステージであり、その後の多大な開発費負担が生じる臨床後期の生産性はそのアーリーステージにかかっているという点を改めて認識しました。

自社の強みとするところにリソースを集中していくという中でパートナリングや外部のサービスの活用は今後ますます広がっていくと考えられ、ペプチドリームとしてもそのような業界の潮流に合わせた事業展開をしていきたいと思います。