主なアップデートは以下の通りです。
1.通期Core営業利益予想を66億円に変更(決算短信:サマリー)
PDRファーマ連結での業績予測について、売上収益については第一四半期で245億円と開示しました。
今回Core営業利益(※)予想として66億円を新たに開示しています。
※Core営業利益とは、営業利益から買収関連費用や買収に関する会計処理の影響など、非経常的な項目を除いたものです。
2.パイプラインの内訳について (決算短信2ページ)
2022/6末時点でのプログラムの総数は3月末時点と同じ124プログラムです。
リード化合物より進んだステージにおいて内訳の変更はありません。
3.RayzeBio社との提携拡大について
2020/8に開始したRayeBio社との戦略的提携を以下の通り拡大することに合意しました。
・RI-PDCの共同開発プログラムを新たに追加するため、戦略的提携の期間を延長
・両社が共同開発するRI-PDCプログラムについて、ペプチドリームが日本での開発・商業化を行うことができるオプション権をRayzeBio社から当社に付与
これは、海外パートナーが海外でのRI-PDCの開発を実施する中で、PDRファーマで海外データの活用なども行いながら日本での開発を行い、販売も行っていくというビジネスモデルです。
ペプチドリームとPDRファーマのシナジーをどのように出していくかという点においてモデルケースになると考えており、このような提携の手法により、PDRの製品ポートフォリオを拡充していけると考えています。
4.2Q業績について(決算短信:17ページ)
・2QよりPDRファーマがBS/PLで連結となり、売上収益50.2億円(対前年同期比72.2%)、
Core営業利益▲11.8億円、営業利益▲15.5億円となりました
・売上の内訳は以下のとおりです
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創薬開発事業セグメント(=ペプチドリーム) |
放射性医薬品事業セグメント(=PDRファーマ) |
連結 |
売上収益 |
11.1億円 |
39.0億円 |
50.2億円 |
セグメント利益 |
▲13.8億円 |
1.9億円 |
▲11.9億円 |
営業利益 |
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▲15.5億円 |
ペプチドリームについては、Q2までに大きな新規提携やマイルストーン収益などが無かったためセグメントで赤字となっていますが、今期の売上収益予想は245億円から変更ありません。
また、PDRファーマは昨年9月時点では2022/3月期の営業利益が▲5億円の予想でしたが、今般の連結期間である2022/4~2022/6においては新製品の売上貢献などから、セグメント利益として1.9億円の黒字を達成することができました。
明日開催される機関投資家・アナリスト向け決算説明会で使用する資料を今晩ウェブサイトに掲載いたします。説明会の内容はまた別途ご紹介させていただきますのでよろしくお願いいたします。