サイバスロン(CYBATHLON)は、最先端の電動アシスト技術を使うことで、障がいのある人の“日常生活”が、より快適になり得るという想いを出発点としており、競技(レース)を通じて障がい者に有効な技術開発を促すことを目的としています。スイス連邦工科大学チューリヒ(ETH Zurich)で始まった取組で、2016年に電動車いす、電動義手・義足など6つの種目で第1回大会(サイバスロン2016)がスイスで開催されました。来年開催されるサイバスロン2020に向けて現在、世界各地で1種目ごとのサイバスロンシリーズが企画されており、今回、電動車いす部門だけの大会が世界で初めて日本で、そして当社本社のある川崎市(会場:カルッツかわさき)で開催されることになりましたので、協賛することを決めました。
今回は8チーム(日本から5チーム、海外がスイス、ロシア、香港の3チーム)が参加しています。技術者チームが開発した電動車いすに、同じチームメイトである障がい者が乗り込み(パイロットといいます)、競技レース上の配された障害物(階段、でこぼこ道、傾斜地、ドアなど)をクリアすることで得点を競います(時間制限は8分です)。
今回初めて様々な電動車いすを見ましたが、通常の車いすでは通れない障害物を乗り越えて進む点ですごいなと思いつつも、楽々と乗り越えているとは程遠い状況でした。大会を通じて電動車いすの認知度が高まり、技術向上が早まることが期待できる、とてもいい取組と思いました。
※連休中にもかかわらず、ボランティアとして大会運営の手伝いをしてくれている当社社員と記念写真を撮りました。