2018年2月4日日曜日

MIT学生向け日本技術スタディツアー

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。2月2日(金)に米MIT(マサチューセッツ工科大学)学生向け日本テクノロジーのスタディツアー(IDJ)を受け入れました。

このIDJ(Innovation Discovery Japan)という企画は、日本の技術があまりに工学系大学の世界最高峰である米MITの学生に知られていないという事実に危機感を覚えたMITの日本人留学生有志が始めた活動です。「日本が世界に誇る技術を、トップ理系大学であるMITの学生に知ってもらう」というコンセプトのもと、選出されたMIT学生が日本の大企業、ベンチャー企業、大学・研究機関を実際に訪問し、見学・インタビューする企画であり、昨年の同時期に1回目が行われ、2回目となる今回は東京・名古屋・京都・大阪を訪問しました。

とてもいい企画と思いますが、日本国の支援は得られていないそうです。今回のオーガナイザーによると、金銭的な問題のためにモチベーションが高くても日本に来れないという学生をサポートするために、MITやスポンサー企業、クラウドファインディングなどに支援を募り、渡航費や滞在費の費用の一部をまかなったそうです。川崎・殿町の当社には10名の学生が来られましたが、訪問時にサプライズがありました。私はマイクロバス等で来られるものと勝手に思い込んでいたのですが、当社の最寄り駅である京急(大師線)の小島新田駅から雪の中、みなさん歩いて来られました。

当社では社長のパトリックが企業紹介を行い、取締役の舛屋が研究所見学の案内を行いました。Q&Aでは当社の技術への質問だけでなく、米国人が日本のベンチャー企業の社長を務めていることに関心が高く、日本企業と米国企業の違いなどにも質問がたくさん寄せられました。最後にみんなで記念撮影を行い(撮影者は私です)、約2時間の見学会は終了しました。みなさん笑顔で帰られましたので、期待に応えることができたのではないかなと推測しています。オーガナイザーの方からも学生はかなり盛り上がっていたとのコメントをいただきました。

今回の話はMIT出身者の菅教授経由で持ち込まれた話です(菅教授はMITで博士号を取得しております)。当社としては企業の社会参画が求められている時に、よい社会貢献活動ができたことをありがたく思っております。