みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。8日(水)の16時30分に18/6月期第1四半期決算を発表しました。
赤字となりましたので、驚かれた方も多かったと思います。しかし当社は、決算短信の4ページ目の図表の上の文章に書きましたように、「第1四半期の業績は、18/6月期の通期計画に対しては想定の範囲内の進捗」とみております。
今第1四半期については、費用面で2つの特殊要因がありました。1つ目は、17年7月に川崎市殿町に新本社・研究所が完成し、移転を行いましたので、移転関連費用約2億円が発生したことです。2つ目は、17年7月に米国Kleo(クリオ)社と戦略的共同研究開発契約を締結した際に、医薬品候補化合物の製造や前臨床試験に向けた費用として約3億円の一時金をクリオ社に支払ったことです(研究開発費として計上)。これらは今第1四半期限りの一時的費用です。これらの費用が発生することは18/6月期の通期予想作成時にはわかっていましたので、18/6月期第1四半期の業績について当社は期初から赤字予想としていました。
さて、今回の決算短信を見られた方は、経営成績に関する説明の文章が長いことに気づかれたと思います。実は、今回から決算短信の作成方式を変更しました。これまで当社は事務方が原文を書き、リックさんにその英訳をお願いしていました。17年8月9日に発表した本決算の短信についても経営成績に関する説明文は私が原文を書き、それをリックさんに英訳してもらっていました。しかし今回は、新社長に就任したリックさんから自分が原文を書きたいとの申し出がありました。自分の言葉で、ペプチドリームがどのようなことをしているのかを説明したいとの希望があり、今回からリックさんが原文を書き、私がそれを日本語訳する方式に変更しました。本決算の決算短信の説明文は49行、前年度の第1四半期の決算短信の説明文はわずか18行でしたが、今回の第1四半期の決算短信の説明文は89行です。ぜひとも新社長の熱き想いと受け止めて、目を通していただけたらと思います。
我々もやっと新しい本社・研究所に慣れてきました。最近、私は研究者の中核メンバー数人に新しい研究所に移った効果を実感しているかを聞いてみました。ほとんどの研究者は研究スペースが大幅に拡大し、最新鋭装置が入ったことで、こなせる仕事量が大きく増えたと言ってました。この効果がこれから徐々に目に見える形として出てくることを期待しています。