みなさま、こんにちは。IR広報部の沖本です。
本日、2022年12月期決算を発表しました(LINK)。
また、金融費用と繰り延べ税金資産の計上及び業績予想と実績値との差異についてのプレスリリースも行いました(LINK)。
2022年決算について、2022/11時点で連結業績予想として
売上収益:245億円
Core営業利益:66億円
を見込んでいました。
その後、2022/12に発表したPDCの新規契約(Merck・Lilly)が予想を上回る大型の提携となったため、売上・利益ともに上振れることとなりました。その結果、今期は減益予想となっていますが、継続して成長を続けている点は変わりありません。
売上高に関してはPDRファーマが1年分フルで連結されてくることも含め、増収を計画しています。
なお、上の図の通り、2023年も将来の条件付対価として約20億円を金融費用として計上することが織り込まれています。これは、富士フイルム富山化学の放射性医薬品事業を取得する際に設定されていたもので、PDRファーマで販売しているアミヴィッド®が日本において2024/4/30までに軽度認知障害への適応拡大の承認を受けた際に追加で40億円支払うというものです。昨今、認知症の治療薬に関する開発が活発化しており、これらの薬剤の治療の際に、対象となる患者さんを診断する必要があると想定されることから、今回成功確率が高まりました。つまり、追加支払いが発生するということは、将来より多く製品が使用されることをペプチドリームとしては期待しているとご理解いただけたらと思います。
アルツハイマー型認知症の二大病理像としてはアミロイドβとタウが知られていますが、アミロイドβを可視化するアミヴィッド®に加え、異常蓄積タウのPETイメージング剤(Tauvid®)についてもLilly社と共同で開発しています(リンク)。アミロイドβとタウの両方の脳内の局在をPETを用いてイメージングできるようになると、より有用な情報が提供できるようになると考えています。
明日開催される機関投資家・アナリスト向け決算説明会の内容はまた別途ご紹介させていただきますのでよろしくお願いいたします。
こちらもご覧ください:
2022/11/24 PDRファーマとEli Lilly社が提携しました
2022/12/22 Merck社と細胞傷害性PDCに関する提携を行いました
2022/12/26 Eli Lilly社とPDCに関する提携を行いました