2021年4月8日木曜日

バイエル社との創薬共同研究開発でリード化合物を取得

 みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。当社は4月5日(月)の8時30分に、「ドイツ・バイエル社との創薬共同研究開発におけるリード・クライテリア達成のお知らせ」を発表しました。

ドイツ・Bayer(バイエル社)との間で進めている創薬共同研究開発プログラムにおいて、両社間であらかじめ設定していたリード化合物のクライテリアを達成しました。ヒット及びリードの認定は製薬各社によって様々ですから定義を明記することはできませんが、一般的なイメージとしては、ヒット化合物は創薬ターゲットの特定の部位に強く結合するという活性や特異性が認定のポイントとして求められますが、リード化合物の場合はそれに加えて、薬としての特性(薬物動態や溶解度、安定性など)も兼ね備えていることをあらかじめ両社間で定めたアッセイ系で測定した基準値をクリアすることが求められるといえます。

バイエル社とは、今年の2月17日に2つ目のプログラムでヒット化合物が得られたことを発表していますが、今回のリード化合物の取得により、バイエル社からの信頼がさらに深まったと考えています。