みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。8月8日(木)の15時30分に発表した2019年6月期の決算は、売上高およびすべての利益項目で期初の業績目標を達成し、過去最高を更新しました。売上高は7期連続。当期純利益は5期連続の過去最高です。
6月に発表したスイス・ノバルティス社とのPDCの共同研究開発に関する契約締約による契約一時金や、米国メルク社へのPDPSの技術移管による技術ライセンス料の受領等が最高益のけん引役となりました。コストコントロールもうまくいっており、売上高営業利益率は49.6%となり、前期より4.3%ポイント改善しています。
当社は昨日、決算発表と当時に決算期の変更も発表しています。6月決算から12月決算へ変更します。国際会計基準を採用するグローバル企業では12月決算が基本であり、当社のパートナー企業も多くは12月決算を行っています。今後の事業展開を考えた場合、当社も12月決算を採用することがより合理的であると判断しました。
決算期の変更により、次期は2019年12月期決算となり、2019年7月から12月までの6か月間の変則決算となります。当社のこれまでの業績トレンドをみると、第4四半期(4月~6月)に売上高と利益が集中し、期の前半である7月~12月の業績数字は低めで赤字となることもありました(参考までに2018年6月期の7月~12月の累計業績は売上高が約9億円、営業赤字約9億円となっています)。これに加えて、2019年12月期は米国クリオ社との戦略的共同研究開発が想定以上のスピードで順調に進捗しており、2020年早期の臨床開発入りに向けた費用の一部(4億円)を当社が負担する計画としてコスト面に見込んでいます。これらのことから2019年12月期は赤字の予想にしています。
今回は6か月間の変則決算の予想だけでなく、通年予想となる2020年12月期の業績予想も同時に開示しました。2020年12月期(2020年1月~12月)は複数の新規契約が予想されること等から売上高は100億円以上、営業利益は53億円以上と予想しました。ペプチドリームもいよいよ売上高100億円が見えつつあります。また、売上高営業利益率も50%を上回るさらなる高収益企業の姿が視野に入っています。引き続き持続的な企業価値向上を推進してまいりますので、今後も当社事業の進展拡大を見守っていただけたらと希望します。