みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。3月30日(金)にペプチスター株式会社(以下 ペプチスター)へ18億円の追加出資することを発表しました。
特殊ペプチド原薬の受託製造会社(CMO)であるペプチスターに関しては、当社、塩野義製薬、積水化学工業の3社(創業3社といいます)が、2017年9月1日の設立時に各社1億円ずつ共同出資を行いました。今回も創業3社は同額の18億円ずつを追加出資します。今回は創業3社に加えて新たに14社が資本参加を予定しています。なお、14社の会社名は現段階では非公開です(払い込み完了以降は開示されるのではと私は予想しています)。ただし、筆頭株主が創業3社であることに変わりはなく、いずれも増資後の出資比率は17.3%となる予定です。
ペプチスターは、昨年11月に国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)と委託環境整備契約の締結を行い、総額90億円の委託費配分を受けると発表しております(この90億円は無金利の融資といえ、目標達成した場合に15年以内で全額を返済するというお金です)。この90億円と今回の出資による資金調達を合わせた金額は約200億円と推察されます。工場を完成させ、安定稼働までに必要な資金を確保できたのではないかと私はみております。
世界ナンバーワンの品質で、コスト競争力もある世界最大規模の特殊ペプチド原薬CMOの建設へ、さらに一歩踏み出したと思います。当社のパートナー企業及びパートナーを検討していただいている企業に対し、いいメッセージになったと思っています。