2018年12月27日木曜日

ミラバイオロジクスとの契約締結

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。当社は20日(木)の15時30分に、「ミラバイオロジクス株式会社とのPDPS技術の一部ライセンス実施許諾契約締結に関するお知らせ」を発表しました。

ミラバイオロジクスは、当社の創業者の一人である菅教授が取締役として参加している次世代バイオ医薬品の開発を行う創薬ベンチャー企業です(ペプチド医薬品の開発は行いません)。ミラバイオロジクスの創薬基盤技術:LassoGraft Technologyに関する詳しい説明が現時点ではできないのが残念ですが、「PDPS技術の一部ライセンス」という表現に複数のアナリスト・投資家から質問がきましたので少しだけ説明します。

PDPSは、人間の体を構成している20種類のアミノ酸(今回のニュースリリースの文面では「タンパク質性アミノ酸」、パトリックのコメントでは「天然アミノ酸」と記載しています)と自然界に存在する(人間が作り出したものを含む)数百種類もの特殊アミノ酸(非天然型アミノ酸)を自在に組み合わせて、環状にした特殊環状ペプチドを数兆種類作成し、この中から標的タンパク質に強く結合する活性種を迅速に探索できるようにした、複数の特許技術を組み合わせたシステム技術です。今回の「PDPS技術の一部ライセンス」とは、特殊アミノ酸は使用せずに「タンパク質性アミノ酸(または天然アミノ酸)」だけを用いた環状ペプチドを用いるということです。当社の代名詞ともいえる特殊環状ペプチドは使用しません。ミラバイオロジクスは標的タンパク質と強い親和性を有する「タンパク性アミノ酸からなるペプチド」を探索し、その配列情報を活用して次世代バイオ医薬品の開発を目指します。

当社としては、菅教授が取締役としておられる会社であっても、PDPS技術の特許の一部に関する実施許諾契約を行うのですから、事業が進捗した場合はその対価をきっちりといただく契約となっております。

本年6月29日に菅教授が当社の社外取締役を退任するというニュースを発表した際に、そのニュースリリースの中に菅教授のコメントが記載されています。そこには「PDPSの一部を活用する新会社がペプチドリームとWin-Winの関係になれるよう邁進していく所存です」と書かれています。両社ともにそういう関係を望んでおり、私も今後の進展をしっかりと見守っていきたいと思っています。