2017年10月27日金曜日

JAXA主催イベント

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。10月26日にJAXA(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構)主催の「SPACE MEETS YOKOHAMA~きぼう、その先へ~」へ行ってきました。

今年12月17日に国際宇宙ステーション(ISS)に出発するJAXA宇宙飛行士 金井宣茂さんの壮行セレモニーを兼ねていたことや、先行してISSに行ってきた人気飛行士の油井さん、大西さんらも参加することから会場である収容人数5,000人のパシフィコ横浜の国立大ホールはほぼ満員となっていました。オープニングは18時半からでしたが子供たちの多さには驚きました。

金井さんは医師の資格を持っており、色紙には「健康長寿のヒントは宇宙にある」と書かれてました。金井さんがISS内の「きぼう」日本実験棟で行う主なミッションとして3つが紹介され、その中でも一番最初に紹介されたミッションが“タンパク質結晶生成”でした。

無重力の宇宙だからこそできる大きくて高品質なタンパク質の結晶は、新薬の開発、設計に重要な情報を与えてくれます。JAXA作成のプレゼン資料に載っていた表現を使用させてもらうと、地上で作成したタンパク質結晶で得られる情報は“ピンボケ状態”、宇宙で作成した高品質タンパク質結晶では構造や結合の情報が“はっきり、くっきり”としたものが得られるのです。

6月21日付ブログで紹介したように、当社はJAXAと高品質タンパク質結晶生成実験において、戦略的なパートナーシップ契約を締結しています。おかげさまで私は今回のイベントを関係者席で見ることができました。イベントを見ながら、当社のPDPSにより見出した特殊ペプチドが結合した標的タンパク質が、地上約400㎞上空で金井さんらによって結晶化されるんだなぁということを考えていました。「金井飛行士、貴重な情報とともに無事に戻ってきてくださいね!!」