2020年7月23日木曜日

廣瀬さんの展覧会

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。ペプチドリームの本社は、イタリア・ミラノ在住の芸術家である廣瀬智央(ひろせ さとし)さんに設計段階から参加してもらい、入口(エントランス)をはじめ社屋のいたるところにアート作品が置かれ、建物の空間全体がひとつの作品となっています(インスタレーションといいます)。

本社には庭を含めて廣瀬さんの18作品が設置されています。この廣瀬さんの個展「地球はレモンのように青い」が、群馬県前橋市の「アーツ前橋」で開催されています。決算準備で時間がとれずにいたのですが、とても評判がいいと聞いていたので、20日(月)に行ってきました。

廣瀬さんの代表作のひとつである「レモンプロジェクト」は約3万個のレモンが床を埋め尽くし、視覚だけでなく臭覚(匂い、香り)でも楽しめる作品です(7月20日時点では2万個程度になってました)。香りはレモンからの香りだけでなく、人工的に抽出されたレモンの香り(アロマ)も定期的に散布しているのだそうで、自然と人工物という相反する要素が作品で共存して芸術へ昇華している廣瀬さんらしい素晴らしい作品でした。
ほかにも当社にも複数の作品が展示してある、豆や金(きん)などがアクリル樹脂の中に浮かんでいる作品「Beans Cosmos(ビーンズコスモス)」もたくさんの種類があり、その新作版といえる「フォレストボール」もきれいでありながら「種団子」という作品との対比で興味深い作品となってました。

世界の多様性を様々な形で表現した廣瀬ワールド満載の楽しいながらも日常生活を少し考えさせられる空間となっており、このコロナ禍の状況でありながら、観覧者はアーツ前橋での過去最高記録となる可能性があるようです。7月26日(日)までとなっており、入り口での体温測定や手指消毒など感染予防対策もされておりますので前橋市近郊のみなさまは足を運んでみてください。